●教えてドクター
★9月のテーマ「地域包括ケア」
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
佐々木 忠信 さん
今現在、認知症の方が日本で480万人位いらっしゃるという状況ですが、2025年には700万人位に増えてしまうという状況です。こういった中、地域でどう暮らしていくかという話が必要だと思います。認知症が発症したからといって皆、支援が必要ということではなく、地域で何かしらの支援につながれば元気で引き続き暮らしていけるという方もたくさんいらっしゃいます。発見が遅くて地域で必要な支援が受けられずに症状が悪化してしまう方をなるべく減らしたいです。認知症の方は環境の変化が苦手ということがありますので、住み慣れた地域で暮らしていただくために早く発見し対応するということが必要だと思っております。認知症の「初期集中支援チーム」というものがございます。お医者さんを筆頭にして看護師さん作業療法士さん等の専門スタッフを交えてご自宅に訪問し、どういう必要な支援があるのか皆で考えながら、早期支援に結び付けていくという対応をしています。チーム自体が地域住民の方に認識されていないという課題があります。それについてはこういったラジオ出演等の機会も活用しながら発信していきたいと思っております。自宅に訪問した際に「私達は皆さんの味方なんです。」「皆さんのお手伝いさせていただくために我々は来たんです。」ということ伝えるのですが、拒否反応が高いというのはよく聞かれる話です。まず皆さんに「こういう活動があるんだよ」と認識していただくということが非常に重要だと思います。「皆が認知症について正しく知りましょう」という活動はすこしずつ広まってきています。小学校や中学校の講座の中で「認知症サポーター」の養成を組み込んでいる学校もございまして、小さな頃からそういったことを認識してもらうのは非常に大事だと思います。
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
佐々木 忠信 さん
今現在、認知症の方が日本で480万人位いらっしゃるという状況ですが、2025年には700万人位に増えてしまうという状況です。こういった中、地域でどう暮らしていくかという話が必要だと思います。認知症が発症したからといって皆、支援が必要ということではなく、地域で何かしらの支援につながれば元気で引き続き暮らしていけるという方もたくさんいらっしゃいます。発見が遅くて地域で必要な支援が受けられずに症状が悪化してしまう方をなるべく減らしたいです。認知症の方は環境の変化が苦手ということがありますので、住み慣れた地域で暮らしていただくために早く発見し対応するということが必要だと思っております。認知症の「初期集中支援チーム」というものがございます。お医者さんを筆頭にして看護師さん作業療法士さん等の専門スタッフを交えてご自宅に訪問し、どういう必要な支援があるのか皆で考えながら、早期支援に結び付けていくという対応をしています。チーム自体が地域住民の方に認識されていないという課題があります。それについてはこういったラジオ出演等の機会も活用しながら発信していきたいと思っております。自宅に訪問した際に「私達は皆さんの味方なんです。」「皆さんのお手伝いさせていただくために我々は来たんです。」ということ伝えるのですが、拒否反応が高いというのはよく聞かれる話です。まず皆さんに「こういう活動があるんだよ」と認識していただくということが非常に重要だと思います。「皆が認知症について正しく知りましょう」という活動はすこしずつ広まってきています。小学校や中学校の講座の中で「認知症サポーター」の養成を組み込んでいる学校もございまして、小さな頃からそういったことを認識してもらうのは非常に大事だと思います。