●教えてドクター
★9月のテーマ「地域包括ケア」
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
佐々木 忠信 さん
「介護予防・日常生活支援総合事業」という取り組みが地域で始まっています。取り組みが始まったきっかけは「社会参加が介護予防につながる」ということだと思います。趣味やスポーツやボランティア等の活動をしていくと、鬱や認知症のリスクが軽減されるというデータもでています。また、1週間安静にしていると身体機能が20パーセント低下し、2週間安静にしていると40パーセント低下するというデータもでています。このように安静にしていただけで身体機能が低下するという話もありますので、なるべく外出する機会をつくり地域とのつながりを絶やさないということが大事だと思っております。健康寿命を延ばすための介護予防ということで「よく食べること」「よく動くこと」が基本だと言われています。先程の「介護予防日常生活支援総合事業」ですが介護人材が不足していくなかで、なるべく地域の生活を住民主体の活動で補っていただけないかということで取り組みをすすめています。具体的にはボランティアの活動でゴミ出しや掃除、洗濯等に取り組んでいただいている地域もあります。他には見守り活動等にも取り組んでいただいています。平成27年から取り組みが始まりましたが、住民主体ということで取り組みがすすまない地域もあります。そういった地域に対しては市町村の財源も活動費として出るということもあるので、社会参加、地域とのつながり、日常生活支援等に関わりながら介護支援も同時に行っていただきたいと思います。今、行政の中では「地域ケア会議」というものが開かれておりまして、そこにはお医者さんや看護師さんや保健師さんといった専門職の方もたくさん参加されています。一番事情をよく知っている地域の専門家である住民の方が「地域をどうしていくのか」ということを建設的に議論する場でもありますので是非地域住民のかたにも参加していただきたいと思っております。
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
佐々木 忠信 さん
「介護予防・日常生活支援総合事業」という取り組みが地域で始まっています。取り組みが始まったきっかけは「社会参加が介護予防につながる」ということだと思います。趣味やスポーツやボランティア等の活動をしていくと、鬱や認知症のリスクが軽減されるというデータもでています。また、1週間安静にしていると身体機能が20パーセント低下し、2週間安静にしていると40パーセント低下するというデータもでています。このように安静にしていただけで身体機能が低下するという話もありますので、なるべく外出する機会をつくり地域とのつながりを絶やさないということが大事だと思っております。健康寿命を延ばすための介護予防ということで「よく食べること」「よく動くこと」が基本だと言われています。先程の「介護予防日常生活支援総合事業」ですが介護人材が不足していくなかで、なるべく地域の生活を住民主体の活動で補っていただけないかということで取り組みをすすめています。具体的にはボランティアの活動でゴミ出しや掃除、洗濯等に取り組んでいただいている地域もあります。他には見守り活動等にも取り組んでいただいています。平成27年から取り組みが始まりましたが、住民主体ということで取り組みがすすまない地域もあります。そういった地域に対しては市町村の財源も活動費として出るということもあるので、社会参加、地域とのつながり、日常生活支援等に関わりながら介護支援も同時に行っていただきたいと思います。今、行政の中では「地域ケア会議」というものが開かれておりまして、そこにはお医者さんや看護師さんや保健師さんといった専門職の方もたくさん参加されています。一番事情をよく知っている地域の専門家である住民の方が「地域をどうしていくのか」ということを建設的に議論する場でもありますので是非地域住民のかたにも参加していただきたいと思っております。