●教えてドクター
★3月のテーマ「運動と健康」
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
運動と健康の関わりで考えた時に、筋力以外にも重要なポイントもあります。私自身は今65歳になりまして、関節や筋肉が硬くなっていることを実感しています。やはり柔軟性というのがかなり必要であると思われます。関節の柔軟性がなくなると体を踏みとどめるということができなくなります。そこでやはり転倒しやすくなり、転倒すれば多くの場合骨折を伴います。高齢者の場合はどうしてもそれが寝たきりということにつながります。やはり関節のストレッチングや筋肉を柔らかくするということが今後大事になると自分自身でも実感しています。体の芯を整えるような体幹トレーニングを行って大きな筋肉も鍛え、それをつなぎ合わせている関節の柔軟性や可動域を高めておくということが大事です。体幹というのは体を支える大きな筋肉(腹筋や大腿筋や背中の筋肉)のことです。体幹が弱るとバランスが悪くなって転倒しやすくなります。体幹の筋力トレーニングで太ももや腹筋や背筋を鍛えるためには、それぞれそこの筋肉を使っている運動を行うことです。それに関節のストレッチングを取り入れて毎日過ごしていくことが健康寿命をのばすことにもつながります。いかに継続させるかということも大事だと思います。自分の健康は最終的には自分で守らなくてはいけないという意識が大切です。自分の健康維持・増進のためには何が必要で何を捨てるべきか、あるいは何をのばすかということを考えなくてはいけないと思います。
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
運動と健康の関わりで考えた時に、筋力以外にも重要なポイントもあります。私自身は今65歳になりまして、関節や筋肉が硬くなっていることを実感しています。やはり柔軟性というのがかなり必要であると思われます。関節の柔軟性がなくなると体を踏みとどめるということができなくなります。そこでやはり転倒しやすくなり、転倒すれば多くの場合骨折を伴います。高齢者の場合はどうしてもそれが寝たきりということにつながります。やはり関節のストレッチングや筋肉を柔らかくするということが今後大事になると自分自身でも実感しています。体の芯を整えるような体幹トレーニングを行って大きな筋肉も鍛え、それをつなぎ合わせている関節の柔軟性や可動域を高めておくということが大事です。体幹というのは体を支える大きな筋肉(腹筋や大腿筋や背中の筋肉)のことです。体幹が弱るとバランスが悪くなって転倒しやすくなります。体幹の筋力トレーニングで太ももや腹筋や背筋を鍛えるためには、それぞれそこの筋肉を使っている運動を行うことです。それに関節のストレッチングを取り入れて毎日過ごしていくことが健康寿命をのばすことにもつながります。いかに継続させるかということも大事だと思います。自分の健康は最終的には自分で守らなくてはいけないという意識が大切です。自分の健康維持・増進のためには何が必要で何を捨てるべきか、あるいは何をのばすかということを考えなくてはいけないと思います。