●教えてドクター
★3月のテーマ「運動と健康」
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
運動には大きく分けますと、有酸素運動と無酸素運動というものがあります。典型的な無酸素運動のような息ごらえをして力んで行う運動とは違って、レジスタンストレーニング(筋力トレーニングの一種)というものがあります。有酸素運動というのはジョギングや歩行、あるいは水泳等、息をしながら行う運動です。それは心臓や肺の機能を高める、持久力を高めるということで、心臓や血管や肺に良い影響を与えます。また、レジスタンストレーニングというのは筋力に負荷をかけて、筋力が衰えないようにする効果があります。加齢とともに筋量が少なくなるのはどうしても避けられないものですので、それに対して筋量を維持し、筋力を高めるということがこれから大事になってくると思います。有酸素運動というのは歩行やジョギングやプールで泳いだり歩いたりするような、呼吸をしながらする運動です。酸素を取り込んで酸素を利用してエネルギーを消費するものです。無酸素運動というのは息をこらえて重い物をグーッと持ち上げるような運動です。中高年の方が息をこらえて運動すると急激に血圧が高くなりますのであまり勧められません。有酸素運動のように呼吸を整えながら筋肉に比較的軽い負荷をかけるのが、レジスタンストレーニングと言われているものです。それを行うことによって、加齢にともなう筋力の低下や転倒しやすくなることへの防止にもつながります。そういった運動を日頃から継続的に行うことが筋力の低下を防ぎ健康寿命を延ばすことにもつながります。寝たきり防止にもつながると考えられます。
名古屋大学 総合保健体育科学センター 教授
押田 芳治 先生
運動には大きく分けますと、有酸素運動と無酸素運動というものがあります。典型的な無酸素運動のような息ごらえをして力んで行う運動とは違って、レジスタンストレーニング(筋力トレーニングの一種)というものがあります。有酸素運動というのはジョギングや歩行、あるいは水泳等、息をしながら行う運動です。それは心臓や肺の機能を高める、持久力を高めるということで、心臓や血管や肺に良い影響を与えます。また、レジスタンストレーニングというのは筋力に負荷をかけて、筋力が衰えないようにする効果があります。加齢とともに筋量が少なくなるのはどうしても避けられないものですので、それに対して筋量を維持し、筋力を高めるということがこれから大事になってくると思います。有酸素運動というのは歩行やジョギングやプールで泳いだり歩いたりするような、呼吸をしながらする運動です。酸素を取り込んで酸素を利用してエネルギーを消費するものです。無酸素運動というのは息をこらえて重い物をグーッと持ち上げるような運動です。中高年の方が息をこらえて運動すると急激に血圧が高くなりますのであまり勧められません。有酸素運動のように呼吸を整えながら筋肉に比較的軽い負荷をかけるのが、レジスタンストレーニングと言われているものです。それを行うことによって、加齢にともなう筋力の低下や転倒しやすくなることへの防止にもつながります。そういった運動を日頃から継続的に行うことが筋力の低下を防ぎ健康寿命を延ばすことにもつながります。寝たきり防止にもつながると考えられます。