つボイノリオの聞けば聞くほど

年老いた親は、なぜ悪口には反応するのか?

年老いた中、わがまま言えるのはこどもだけという状態のお父さん、お母さんに困っているこどもたちの投稿が寄せられる、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』のコーナー「かわいい人」。

12月19日の放送では塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。

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ご飯かパンか

まずはAさんとかわいい“おっかあ”の生活です。

「86歳の母親と60歳の男子のふたりぽっちで戦争を繰り広げている毎日です。毎週末は、パンだったり、ご飯だったり、米を炊く都合が微妙です。そのためにパックご飯なる便利なアイテムを用意しています」(Aさん)

小高「小食だし、少人数になるから、ご飯をそんなに炊いても持て余しますからね」

「この週末はきれいにお釜のご飯がなくなったので、母に『ご飯食べるか、パン食べるか、カップヌードル食べるか?』と聞いたら、『かぼちゃがあるのでご飯』と言ったので、パックご飯を温めて松茸のお吸い物を作って『食べなよ』と呼んだら、『パン食べる』。

さっきご飯と言ったじゃん!やさしい僕なんで怒らずに涙ぐんでますが、『そうかパン食べるか』と、チーズトーストにブルーベリージャムを塗るのでした。かわいいおっかあ、長生きしてな」(Aさん)

小高「やさしいね。ご飯とお吸い物は自分で食べるしかないね。かぼちゃはパン食べたあとに、『かぼちゃどこにある』と言うかもしれないから、残しておいてください」。

確かにそんなことも言い出しそうです。ちょっとした波乱もありつつ、穏やかなふたりの生活の中にラジオが鳴っている様子が目に浮かびます。

専用スポンジ

次はまだ元気なお母さんですが、これもちょっと困ったことがあります。

「同居の母です。洗濯物でも洗い物でも積極的にしてくれます。『どうせ時間があるからね』と洗濯物に関しては洗う、干す、畳む、振り分ける、全行程お任せしています。台所はわたしら夫婦で回していますが、たまに洗い物をしてくれます。

が、母は自分専用化学スポンジを使用しており、洗剤を使いません。どうやらどなたかからの入れ知恵です」(Bさん)

塩見「そうなんですよ」

塩見の母も、塩見の言うことは聞かないけれど、友達の言うことは聞くそうです。「こんないいものがある」「それ前、僕が紹介したけど」「いや、初めて聞いた」。そんな会話があるそうです。

Bさんの話に戻ります。

「で、食器洗い洗剤は環境破壊だと吹き込まれたようです。洗濯の洗剤はなんの疑問もなく使っていますが。

仕事に持っていく水筒を洗ってもらいました。ありがたいことなんですが、水筒から生臭いニオイが。前日にサケハラスの塩焼きをした魚焼きグリルを洗ったみたいで、専用化学スポンジにその残存成分があったのでしょう。
元飲食店の私としては、衛生面も含めて食器洗い洗剤を使ってください。
母、これからも家事分担任せますから、元気でいてください」(Bさん)

小高「生臭い魚焼きグリルを洗った後は、スポンジをよく洗った方がいいね」

塩見「怒っているけど、それは口に出さないわけですね。油のついているスポンジはちゃんと洗いましょう。教えた人もちゃんと使い方まで言わないと」

ふたりの母

Cさんからは何度か続けて骨折で入院したお母さんの様子です。

「母は時々記憶が飛ぶことがあって、モノがなくなることが起きて、それを私のせいにすることもあります。

昨日病院で検査をするために脳神経内科を受診し、先生が認知症の基本的な質問をしました。
ところが、結果は30点中29点。答えられなかったのは『今年は何年?』の質問だけです。母は今まで通りの母と、別人の母とふたりいるみたいです。薬で元の母に戻れるように祈っています」(Cさん)

小高「いつもだいぶ物忘れが激しいのに、他人にはかってもらうときだけ、はっと元気に返るときありますよね。それできるんだったら普段もそれやってよ、と思いますけど」

塩見「あと、悪口は聞こえますね。普段は耳遠くなっているのに、イヤなことを言うと『それはな』と言ってきてびっくりする」

小高と塩見はふたりで「あの落差はなんでしょう」と首をかしげます。
歳を取るというのはそういうことなんでしょうね。おおらかに見守りましょう。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年12月19日10時03分~抜粋

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