実のこどもには遠慮がない親。そんな困った親のエピソードを語り合う、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「おや親困った」です。
11月13日のオンエアでもつボイノリオと小高直子アナウンサーがこどもたちの投稿を紹介していきました。
父の悪癖に怒鳴ったら、部屋に起き始めた謎の現象
基本的にはいい話
「北海道に住んでいる義理の母がいろんなものを送ってきました。ローラーに両手で持つ取っ手がついていて、それを床に転がして手の力で行ったり来たりさせる健康器具もありました」(Aさん)
小高「拭き掃除みたいにローラーでゴロゴロとやるやつね」
薬を作るために使われていた「薬研」という道具に似た腹筋を鍛える健康器具です。送ってもらったものの一度も使ったことがないそうです。
他にも鍋、布巾、健康サプリメントなどが送られてきたんだとか。
「とにかく自分がいいと思ったものを送ってくれるんです。そんな義母も今は高齢者施設に入っています。いろんなものを送ってくれていた頃が懐かしく思います」(Aさん)
つボイ「基本いい話ですよ。自分が良いと思ったものを他人にあげる。いらんものを送ってくるんじゃないんですよ。贈り物の基本を心得てらっしゃいますよね」
小高「そこが嫁姑のコーナーと、このコーナーとの境目でしょうか」
「嫁姑のコーナー」は嫁と姑対立の話を紹介するコーナーです。
小高「拭き掃除みたいにローラーでゴロゴロとやるやつね」
薬を作るために使われていた「薬研」という道具に似た腹筋を鍛える健康器具です。送ってもらったものの一度も使ったことがないそうです。
他にも鍋、布巾、健康サプリメントなどが送られてきたんだとか。
「とにかく自分がいいと思ったものを送ってくれるんです。そんな義母も今は高齢者施設に入っています。いろんなものを送ってくれていた頃が懐かしく思います」(Aさん)
つボイ「基本いい話ですよ。自分が良いと思ったものを他人にあげる。いらんものを送ってくるんじゃないんですよ。贈り物の基本を心得てらっしゃいますよね」
小高「そこが嫁姑のコーナーと、このコーナーとの境目でしょうか」
「嫁姑のコーナー」は嫁と姑対立の話を紹介するコーナーです。
親の親の顔が見たい
「人生の最後頃に急に私のことをブサイクだと言ってきた母。その少し前にも余計なことをよく言ってました」(Bさん)
Bさんの母が入院した時のこと。甘いものが好きな母から、「向かいのコンビニでお菓子を買って来て」と頼まれ、言われたものをふたつ買ってきたそうです。
「すると『ホント、あんた気が利かんねえ。頼んだものしか買ってこん』と言うんですよ。まず『ありがとう』でしょう?」(Bさん)
つボイ「親子だから、欲しいものを言えばいいのに」
小高「『後は適当に見繕ってもうちょっと買ってきて』とか言えばいいのにね」
「自分で行けたら頼まへんわ」と、娘を使うのは当たり前の感覚だったとか。
「こちらは『仕方ないよ。動けないんだから代わりに行ってくるからね』と言いたいんですが、当人から言われると釈然としないんです。本当に親の親の顔が見たいわ」(Bさん)
つボイ「こんなふうに育った親はどういうふうに育てられたか?」
小高「おじいちゃん、おばあちゃんのことか」
Bさんの母が入院した時のこと。甘いものが好きな母から、「向かいのコンビニでお菓子を買って来て」と頼まれ、言われたものをふたつ買ってきたそうです。
「すると『ホント、あんた気が利かんねえ。頼んだものしか買ってこん』と言うんですよ。まず『ありがとう』でしょう?」(Bさん)
つボイ「親子だから、欲しいものを言えばいいのに」
小高「『後は適当に見繕ってもうちょっと買ってきて』とか言えばいいのにね」
「自分で行けたら頼まへんわ」と、娘を使うのは当たり前の感覚だったとか。
「こちらは『仕方ないよ。動けないんだから代わりに行ってくるからね』と言いたいんですが、当人から言われると釈然としないんです。本当に親の親の顔が見たいわ」(Bさん)
つボイ「こんなふうに育った親はどういうふうに育てられたか?」
小高「おじいちゃん、おばあちゃんのことか」
オートマへの拒否感
「母の不思議なところを紹介させてください」(Cさん)
Cさんの母は、Cさんの兄弟と一緒に暮らす母親の元に通うために40歳を過ぎてから運転免許を取ったそうです。
「あれから30年、母は『ミッションの軽自動車しか運転できない』とずっと言い張っております。オートマへの拒否感というのは何でしょうか?」(Cさん)
小高「逆はわかるけどね」
つボイ「慣れたものが一番いいというのもわからんでもないですけど、オートマの方が簡単ですよね」
小高「ボタンどこにあるかとか、そこの切り替えの億劫さなんでしょうね」
新車に乗り換えると、エアコンのボタンなどの配置が違うため、最初の頃はまごつくと実体験を語る小高。
つボイ「オートマでの高齢者の事故が増えております。このまんまでええんと違う?」
Cさんの母は、Cさんの兄弟と一緒に暮らす母親の元に通うために40歳を過ぎてから運転免許を取ったそうです。
「あれから30年、母は『ミッションの軽自動車しか運転できない』とずっと言い張っております。オートマへの拒否感というのは何でしょうか?」(Cさん)
小高「逆はわかるけどね」
つボイ「慣れたものが一番いいというのもわからんでもないですけど、オートマの方が簡単ですよね」
小高「ボタンどこにあるかとか、そこの切り替えの億劫さなんでしょうね」
新車に乗り換えると、エアコンのボタンなどの配置が違うため、最初の頃はまごつくと実体験を語る小高。
つボイ「オートマでの高齢者の事故が増えております。このまんまでええんと違う?」
毎月、二度手間
「我が家では私が家計簿をつける係でした」(Dさん)
毎月、Dさんがひと月分のレシートをまとめて、日付順に並べて計算して、ノートに書き込んでいたそうです。
しかし全てが終わった後、Dさんの父は必ず「おい、これも頼むわ」と、数枚の追加レシートを出してくるそうです。毎月、必ずやり直しで二度手間に。
「出すもんがあれば早よ持って来てよ」と何度注意しても直らなかったそうです。
「滅多に声を荒げない私ですが、ある時、とうとうブチギレて、『レシートは1ヵ所にまとめろ。いつも言ってるでしょ』と怒鳴りました。父はすごすごと引き下がっていきました」(Dさん)
毎月、Dさんがひと月分のレシートをまとめて、日付順に並べて計算して、ノートに書き込んでいたそうです。
しかし全てが終わった後、Dさんの父は必ず「おい、これも頼むわ」と、数枚の追加レシートを出してくるそうです。毎月、必ずやり直しで二度手間に。
「出すもんがあれば早よ持って来てよ」と何度注意しても直らなかったそうです。
「滅多に声を荒げない私ですが、ある時、とうとうブチギレて、『レシートは1ヵ所にまとめろ。いつも言ってるでしょ』と怒鳴りました。父はすごすごと引き下がっていきました」(Dさん)
可愛いから余計イラつく
Dさんのおたよりは続きます。
怒鳴って以降、追加のレシートを持ってこなくなったのでホッとしていると、新しい現象が起き始めたそうです。
「ふと自分の部屋の景色に違和感を覚えて、よく見回してみると、ぬいぐるみがレシートの束を抱えているんです。読みかけの本を開くと数枚のレシートがひらひらと落ちて来ることもありました」(Dさん)
つまりDさんの父は全く悪癖を改めていなかったわけです。追加のレシートをDさんに直接手渡すと、また怒られるので、Dさんの留守中に部屋に忍び込んで、レシートをいろんなところに忍ばせていたのでした。
「それに気づくころには怒るタイミングも逃して、以前より余計イライラしてしまいました。という今は亡き父の思い出です」(Dさん)
小高「ぬいぐるみが持ってる。ちょっと可愛いのがまたイラつくね」
つボイ「私もこの苦労も分かりますけども、パソコンとかアプリでやるようになってからこういう苦労はなくなりましたね。お時間があるならいっぺん挑戦してみて下さい」
世の中の、いろんな困った親のエピソードでした。
(尾関)
怒鳴って以降、追加のレシートを持ってこなくなったのでホッとしていると、新しい現象が起き始めたそうです。
「ふと自分の部屋の景色に違和感を覚えて、よく見回してみると、ぬいぐるみがレシートの束を抱えているんです。読みかけの本を開くと数枚のレシートがひらひらと落ちて来ることもありました」(Dさん)
つまりDさんの父は全く悪癖を改めていなかったわけです。追加のレシートをDさんに直接手渡すと、また怒られるので、Dさんの留守中に部屋に忍び込んで、レシートをいろんなところに忍ばせていたのでした。
「それに気づくころには怒るタイミングも逃して、以前より余計イライラしてしまいました。という今は亡き父の思い出です」(Dさん)
小高「ぬいぐるみが持ってる。ちょっと可愛いのがまたイラつくね」
つボイ「私もこの苦労も分かりますけども、パソコンとかアプリでやるようになってからこういう苦労はなくなりましたね。お時間があるならいっぺん挑戦してみて下さい」
世の中の、いろんな困った親のエピソードでした。
(尾関)
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