11月のアメリカ大統領選挙に向け、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が、初めて直接対決する「テレビ討論会」が開かれ、激しい応酬が繰り広げられました。
討論会の後に行われたCNNテレビの緊急世論調査では、「ハリス氏の方が良いパフォーマンスを見せた」と答えた人が63%で、トランプ氏を大きく引き離しています。
9月12日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、このアメリカ大統領選挙について、永岡歩アナウンサーとアディーレ法律事務所の正木裕美弁護士が解説しました。
「テレビ討論会」で初の直接対決!「トランプvsハリス」の勝負の行方は?
大接戦の現状
現在の情勢は大接戦。
バイデン氏に健康不安説が流れる中、民主党に熱気を運んできたのがハリス氏です。
特に女性と若年層からの支持が拡大したものの、立候補当初の「ハネムーン期間」が一段落したことで、勢いが落ち着き始めている状況です。
大統領選は毎回接戦になることが多いものの、中でも今回の「トランプvsハリス」という構図は、かなりの僅差になっています。
今回、全米に生中継された「テレビ討論会」のCNNの世論調査の結果では、ハリス氏63%、トランプ氏37%と、ハリス氏が勝利しました。
バイデン氏に健康不安説が流れる中、民主党に熱気を運んできたのがハリス氏です。
特に女性と若年層からの支持が拡大したものの、立候補当初の「ハネムーン期間」が一段落したことで、勢いが落ち着き始めている状況です。
大統領選は毎回接戦になることが多いものの、中でも今回の「トランプvsハリス」という構図は、かなりの僅差になっています。
今回、全米に生中継された「テレビ討論会」のCNNの世論調査の結果では、ハリス氏63%、トランプ氏37%と、ハリス氏が勝利しました。
討論会の厳しいルール
6月に行なわれたトランプ氏とバイデン氏の「テレビ討論会」では、トランプ氏が67%、バイデン氏が33%。倍以上の差をつけてトランプ氏の圧勝でした。
この「テレビ討論会」は選挙への影響が非常に大きく、過去には討論中の失言で支持を失い、敗北に繋がった候補もいます。
大統領選の中でも「重要イベント」というわけです。
「テレビ討論会」には、無観客、陣営スタッフとの接触禁止、質問できるのは司会者のみ、相手の発言中は自分のマイクを消す、事前に用意したメモの持ち込み不可、という厳しいルールがあります。
この「テレビ討論会」は選挙への影響が非常に大きく、過去には討論中の失言で支持を失い、敗北に繋がった候補もいます。
大統領選の中でも「重要イベント」というわけです。
「テレビ討論会」には、無観客、陣営スタッフとの接触禁止、質問できるのは司会者のみ、相手の発言中は自分のマイクを消す、事前に用意したメモの持ち込み不可、という厳しいルールがあります。
自爆したトランプ氏
トランプ氏の主張や実績は知られているため、未知数のハリス氏がどこまでやれるのか、というのが今回の討論会のポイントでした。
結果的には「ハリス氏が上手に立ち回った」と正木弁護士。
正木弁護士「トランプさんがちょっと自爆したというか。イライラして口汚く罵るところが隠しきれなかったという意味で、ちょっと崩れてしまったので。結果的にはやはりハリスさん有利になってると思います」
今後また討論会があるとすれば、トランプ氏が今回の失敗をどうカバーするのかという部分が見どころになります。
結果的には「ハリス氏が上手に立ち回った」と正木弁護士。
正木弁護士「トランプさんがちょっと自爆したというか。イライラして口汚く罵るところが隠しきれなかったという意味で、ちょっと崩れてしまったので。結果的にはやはりハリスさん有利になってると思います」
今後また討論会があるとすれば、トランプ氏が今回の失敗をどうカバーするのかという部分が見どころになります。
「移民はペットを食べている」と発言
トランプ氏が移民について「彼らは猫や犬などのペットを食べている!」と、インターネット上に流布した根拠のない情報について発言し、司会者から訂正される場面がありました。
さらに「バイデン政権がアメリカ史上最悪のインフレを招いた」という発言も、間違いでした。
一方のハリス氏も「トランプ政権は、世界大恐慌以降の最悪の失業率を我々に残した」と発言しましたが、実際はそこには遠く及ばないということもわかっています。
正木弁護士「ハリスさんがうまく立ち回って、『オール・アメリカン』というところを見せられたという意味では、うまいパフォーマンスができたといえると思います」
さらに「バイデン政権がアメリカ史上最悪のインフレを招いた」という発言も、間違いでした。
一方のハリス氏も「トランプ政権は、世界大恐慌以降の最悪の失業率を我々に残した」と発言しましたが、実際はそこには遠く及ばないということもわかっています。
正木弁護士「ハリスさんがうまく立ち回って、『オール・アメリカン』というところを見せられたという意味では、うまいパフォーマンスができたといえると思います」
テイラー・スウィフトさんの援護射撃
「浮動票」のカギを握るといわれている、世界的な大スターのテイラー・スウィフトさんは、自身のInstagramで猫と一緒に撮影した写真と共にハリス氏を支持する投稿を行ない、「Taylor Swift/Childless Cat Lady」と署名しました。
これは、共和党の副大統領候補のヴァンス氏が過去に行なった「子なし猫好き女性」への批判的な発言を皮肉った形です。
世界を巻き込みながらアメリカ全土で盛り上がる大統領選挙から、今後も目が離せません。
(minto)
これは、共和党の副大統領候補のヴァンス氏が過去に行なった「子なし猫好き女性」への批判的な発言を皮肉った形です。
世界を巻き込みながらアメリカ全土で盛り上がる大統領選挙から、今後も目が離せません。
(minto)
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