企業や自治体・教育機関などが、環境を守るためのプロジェクトや実証実験を共同で行うケースが増えています。
7月31日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、北海道網走市のガラス工房と大手赤ちゃん用品メーカーがコラボして取り組んでいる実証実験を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
ガラス工房×赤ちゃん用品会社のコラボで生まれたものは?
意外な2業種のコラボ
今回紹介するのは、北海道網走市にある流氷硝子館と、赤ちゃん用品大手のピジョン株式会社による実証実験。
流氷硝子館は、北海道最北のオホーツク海に面した網走のガラス工房。ここでは、廃棄された蛍光灯を使ったガラス材料「エコピリカ」を使ってガラス製品を製作しています。
ピリカは、アイヌ語で「正しい、美しい」という意味を持つ言葉。
ちなみに網走では流氷は年々少なくなってきているとのこと。
地元出身のガラス工房長が、流氷を守りたいという気持ちから、美しいガラスを作ることと、環境を守ることの両立を考え抜いて作った工房なんだそうです。
まず始めたのは、燃料の消費を抑えた炉の研究だったとか。
蛍光灯に使われているガラスは均質で、融点が低いという工業用の吹きガラスに適した性質を持っています。その点を利用しようと材料に選んだとのことでした。
流氷硝子館は、北海道最北のオホーツク海に面した網走のガラス工房。ここでは、廃棄された蛍光灯を使ったガラス材料「エコピリカ」を使ってガラス製品を製作しています。
ピリカは、アイヌ語で「正しい、美しい」という意味を持つ言葉。
ちなみに網走では流氷は年々少なくなってきているとのこと。
地元出身のガラス工房長が、流氷を守りたいという気持ちから、美しいガラスを作ることと、環境を守ることの両立を考え抜いて作った工房なんだそうです。
まず始めたのは、燃料の消費を抑えた炉の研究だったとか。
蛍光灯に使われているガラスは均質で、融点が低いという工業用の吹きガラスに適した性質を持っています。その点を利用しようと材料に選んだとのことでした。
赤ちゃんが使うガラス製品と言えば…
ここで、小高がつボイにクイズを出題。
小高「ガラス工房と赤ちゃん用品のビジョンが協力したということは、何が作られたと思います?」
つボイ「赤ちゃんが使うガラス製品でしょ?…あ、わかった!哺乳瓶か」
流通過程やお店などで、パッケージが汚れてしまった等の理由で販売できなくなってしまった哺乳瓶を耐熱コップに作り替えるという取り組みです。
哺乳瓶の材料には、質のいい耐熱ガラスが使われています。耐熱コップと作るにはうってつけの材料で、瓶の口を広げて持ち手を付けると耐熱コップになるそう。
実際の写真を見てみると、どことなく哺乳瓶の面影が残っていて可愛らしいデザインです。イラストもついていて「何とも言えない愛らしさがある」とつボイ。
小高「ガラス工房と赤ちゃん用品のビジョンが協力したということは、何が作られたと思います?」
つボイ「赤ちゃんが使うガラス製品でしょ?…あ、わかった!哺乳瓶か」
流通過程やお店などで、パッケージが汚れてしまった等の理由で販売できなくなってしまった哺乳瓶を耐熱コップに作り替えるという取り組みです。
哺乳瓶の材料には、質のいい耐熱ガラスが使われています。耐熱コップと作るにはうってつけの材料で、瓶の口を広げて持ち手を付けると耐熱コップになるそう。
実際の写真を見てみると、どことなく哺乳瓶の面影が残っていて可愛らしいデザインです。イラストもついていて「何とも言えない愛らしさがある」とつボイ。
リサイクルとアップサイクルの間
流氷硝子館に隣接するカフェでは、希望する客にこの耐熱コップで飲み物を提供。感想などについてアンケートをとっているそうです。
現在は実証実験中なので、あくまでも商品ではありません。ただ、こうした取り組みを通じて少しでもリサイクル・アップサイクルにつながればいい結果になるかもしれません。
つボイ「こういう取り組みが少しでも広がっていくことはいいことだと思いますね」
小高「一度ガラスを砕いて溶かし、また材料にするのはリサイクルです。そのまま形を少し変えて別のものにするというのは、ちょっと面白い取り組みですよ」
この実証実験が成功すれば他の地域にも広がり、いつか身近なところで見かける機会が来るかもしれないと語るふたり。
形を変えて、別の付加価値を付けるのはアップサイクルですが、小高が指摘したように、この取り組みはリサイクルとアップサイクルの中間の取り組みと言えそうです。
(葉月智世)
現在は実証実験中なので、あくまでも商品ではありません。ただ、こうした取り組みを通じて少しでもリサイクル・アップサイクルにつながればいい結果になるかもしれません。
つボイ「こういう取り組みが少しでも広がっていくことはいいことだと思いますね」
小高「一度ガラスを砕いて溶かし、また材料にするのはリサイクルです。そのまま形を少し変えて別のものにするというのは、ちょっと面白い取り組みですよ」
この実証実験が成功すれば他の地域にも広がり、いつか身近なところで見かける機会が来るかもしれないと語るふたり。
形を変えて、別の付加価値を付けるのはアップサイクルですが、小高が指摘したように、この取り組みはリサイクルとアップサイクルの中間の取り組みと言えそうです。
(葉月智世)
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