いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #71

日曜朝の「いっしょにSDGs」では、ニュースや身近な話題を取り上げて、SDGsとどんな関係があるのか考えるコーナー「これってSDGs?」を放送しています

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コロナ労災6,041人

厚生労働省が2020年の労働災害の発生状況をまとめたというニュース。

これってSDGsの目標8「働きがいも経済成長も」に関わっているニュースですね。
目標8のターゲット8に「すべての人の働く権利を守って、安全に安心して仕事ができる環境を進めていく」があります。
職場が安全・安心であることは
働きがいのある仕事、ディーセント・ワークのために大切なことです。

新型コロナウイルスの影響として医療従事者の感染リスクが高いことは、想像に難くないことでしたが、実際に数字で目の当たりにすると、愕然とします。
文字どおり、命をかけて働いてくださっている。
でも、その働きがいに直結するお給料、みなさん働きに見合うだけ頂いているのでしょうか。
よく看護師の方の賃金に対する議論は起こりますよね。
介護士の方のお給料はいかがでしょうか。このままでいいのでしょうか。
人間誰しも老いる中で、人生の終盤を専門知識をもってケアしてくださる方々です。
介護士の方の賃金に対する議論ももう一歩進んでほしいものです。

厚労省は、コロナ感染による労災申請は、感染経路がはっきりしなくても仕事が原因とみられる場合は柔軟に労災と認定する方針を示しています。
労災と認められれば、治療費は全額が労災保険から支給されて、仕事を休まなければならない場合は一定期間の平均賃金の8割が原則補償されます。
こうした制度も、SDGsのひとつといえますね。


 

点字ブロック、声で案内

セイコーホールディングスなど国内4社がスマートフォンを使って視覚障害者を音声で道案内する点字ブロックの開発を進めているというニュース。

これってSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に関わっているニュースですね。
目標11のターゲット7に「2030年までに障がいのある人を含めて誰もが安全で使いやすい公共の場所を使えるようにする」があります。

2018年にR-1ぐらんぷりで優勝した濱田祐太郎さんが、漫談の中で「行ったことがないと駅の中でも迷う」という話をされていたことがあります。
点字ブロックで道筋がわかったとしても、そのブロックがどこに通じているのかわかっていなければ、道に迷ってしまいますよね。

当たり前のようにスマホが使える世の中で、そのスマホを使って誰にでも住みやすい町をつくる。SDGsの達成に向かっているようでうれしいニュースです。

 

電子図書館、コロナで増加

電子書籍を貸し出す「電子図書館サービス」を始める公共図書館が増えているというニュース。

これってSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に関わっているニュースですね。
先日番組でもご紹介しました、電子書籍。
文字を拡大して読めたり、重い本を持ち帰らなくて済んだり、便利なところが多い本の形です。
コロナ禍で、多くの教育機関が従来のやり方では立ち行かなくなってしまいました。
図書館もそのひとつですが、このような新しい形で、誰もが本を読める環境を整えてくれるのは、SDGsの達成にもつながっていますね。
地元にも愛知県図書館など、取り入れている図書館はありますので、利用してみてはいかがでしょうか。
 

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2021年5月29日まで聴くことができます
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