いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #36

日曜朝の「いっしょにSDGs」では、ニュースや身近な話題を取り上げて、SDGsとどんな関係があるのか考えるコーナー「これってSDGs?」を放送しています

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レアメタル採掘商業化

政府が南鳥島周辺のレアメタルの採掘の商業化を進める方針を固めたというニュース。

これってSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に関わっているニュースです。
目標12のターゲット2に、
「2030年までに、天然資源を持続的に管理し、効率よく使えるようにする」があります。
日本が、輸入に頼らず、自分の国で資源を産出することができれば、天然資源の持続的管理に繋がるかもしれません。

そして、コンゴ民主共和国でのコバルト産出に目を向ければ、
SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」にも関わります。
コンゴ民主共和国では、鉱山での児童労働の問題を抱えています。
穴を掘ってコバルトを採掘するので、身体の小さい子どもが適しているのです。
岩石を削ると土ぼこりが舞います。子どもたちの大半が、肺に病気を抱えることになるそうです。
目標8のターゲット7に
「2025年までに、あらゆる形の児童労働をなくす」があります。
日本が採掘技術を確立させ、日本でコバルトを生産できるようになれば、
めぐりめぐって、コンゴ民主共和国の子ども達が、コバルト生産のために働くことが減るかもしれません。

 

フードテックに投資続々

「フードテック」植物から作られた肉や卵などの代替食品を開発する企業に投資資金が集まっているというニュース。

これってSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に関わっているニュースですね。
畜産業は、人為的に排出される二酸化炭素のおよそ15%を占めているそうです。
この二酸化炭素の排出を、代替食品によって抑えることができれば、地球温暖化の抑止に繋がります。

このところ日経平均株価が高くなっていますよね。
コロナ前の2019年12月と比べると5,000円以上も上がっています。
外食や旅行にいけない代わりに投資にあてる、個人投資家が増えたことが一因だといわれていますが、SDGsの達成を目指す企業に投資資金が集まることで、世界がよりよい方向に変わっていくでしょう。

 

新型コロナウイルス感染状況を7ヶ国語で発信

名古屋市が今月25日から特設するフェイスブックのページで新型コロナウイルスの感染状況や相談窓口の情報を7ヶ国語で発信しているというニュース。

これってSDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」に関わっているニュースですね。
新型コロナウイルスの情報は、自分の命に直結する、重要な情報です。
誰でも正確な情報が簡単に手に入るようにすることは、人や国の不平等をなくすことにつながります。

名古屋大学大学院に通っている吉岡アナ。
ゼミ生仲間もこのボランティアに参加していたそうです。
日本に来た外国人が全員英語に堪能なわけではないことを、身をもって感じる吉岡アナ。
さまざまな言葉で情報を発信するのはとても大切な取り組みです。
 

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