いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #34

日曜朝の「いっしょにSDGs」では、ニュースや身近な話題を取り上げて、SDGsとどんな関係があるのか考えるコーナー「これってSDGs?」を放送しています

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北極海に大量の繊維状プラスチック

北極海に大量の繊維状マイクロプラスチックが見つかったというニュース。

これってSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」に関わっているニュースですね。
マイクロプラスチックの問題は、海の環境問題のなかでも、特に注目されている問題のひとつです。
毎年推定500万から1,200万トンのプラスチックが海に流入しています。
マイクロプラスチックを飲み込んだ、魚や貝などを、人間が食べると、
そのマイクロプラスチックも、人の身体のなかに取り込まれることになりますよね。
マイクロプラスチックは、有害な化学物質を吸着する性質があるそうです。
マイクロプラスチックの人体への影響は、いまのところ詳しいことはわかっていません。

この繊維状マイクロプラスチックは、合成繊維の素材から生まれます。
冬に大活躍するあったかい服「フリース」。
フリースを洗濯すると、大量の繊維状マイクロプラスチックが発生してしまうそうです。

 

地方国立大学の定員増を認可

文部科学省が首都圏の1都3県以外にある地方国立大学の定員増を早ければ2022年度にも特例で認めることを決めたというニュース。

これってSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に関わっているニュースですね。
定員増で増やしたいSTEAM人材というのは、サイエンス・科学のS、テクノロジー・技術のT、エンジニアリング・工学のE、アート・芸術のA、マスマティクス・数学のMの頭文字をとったもので、これらの分野を横断的に学び、実社会での課題解決に活かすことができる人材を指しています。
持続可能な社会を目指すために必要な人材を、大学の定員を増やして、確保しようとする動きはまさに、質の高い教育をみんなに、の目標達成に向かっていますね。

いま日本にある国立大学の数は、86校。
吉岡アナには少なく感じます。
国立大学は私立大学に比べて学費が安いです。
家計が苦しいけど大学進学したい。国立大学ならなんとか目指せる、という受験生も多いのではないでしょうか。
吉岡アナも「私立は無理だから国公立に行ってほしい」と親に言われた経験があるそうです。
その”なんとか行ける大学”に人が集中する。受験倍率が上がっている国立大学も増えているそうです。
需要と供給にあわせて定員が増え、大学を目指した人に広く門戸が開かれるようになれば、とてもよいニュースですね。
 

屈強な折り畳み傘で脱・使い捨て

名古屋のスタートアップ企業アンベルが世界最軽量級の折り畳み傘を開発したというニュース。

これってSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に関わっているニュースですね。
風の強い日、あちこちで壊れたビニル傘を見かけます。
安いから気軽に捨ててしまえる便利な存在ですが、環境破壊や、人にぶつかると怪我の元になりますよね。
安易にビニル傘を買わないためには、いつも持ち歩く折りたたみ傘を準備しておく。
単純明快な解決策ですよね。
これからの環境のことや、自分の利便性を考えると、折りたたみ傘を積極的に使いたいですね。
 

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