いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #26

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標その16、「平和と公正をすべての人に」とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の16番目は、「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」です。

人は生きている限り、安全安心に暮らせなければなりません。

SDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」には、10の達成目標と、2つの実現のための方法、あわせて12の小さな目標「ターゲット」が設定されています。

10の達成目標のうち
ターゲット1は、あらゆる場所で、あらゆる形の暴力と、暴力による死を大きく減らす。

ターゲット2は、子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形の暴力や拷問をなくす。

ターゲット3は、各国でも、国際的にも、法律に従って物事が取り扱われるようにし、すべての人が、平等に、争いを解決するための裁判所などの司法を利用できるようにする。

ターゲット4は、2030年までに、法律に反する資金や武器の取引を大きく減らし、奪われた財産が返されたり、元に戻されたりするようにする。あらゆる形の組織的な犯罪をなくす。

ターゲット5は、あらゆる形の汚職や贈賄を大きく減らす。

ターゲット6は、効果的な働きができ、その働きについて十分な説明ができ、誰にでもその働きの内容や過程がわかるような公的な機関を、あらゆるレベルで発展させる。

ターゲット7は、あらゆるレベルで物事が決められるときには、実際に必要とされていることに応え、取り残される人が無いように、また人々が参加しながら、さまざまな人の立場を代表する形でなされるようにする。

ターゲット8は、国境を越える問題を解決するための国際的な機関への、開発途上国の参加を広げ、強める。

ターゲット9は、2030年までに、出生登録を含め、すべての人が法的な身分証明を持てるようにする。

ターゲット10は、国内の法律や、国際的な取り決めにしたがって、誰でも情報を手に入れられるようにし、基本的な自由が侵されず、守られるようにする。
 

変化する児童虐待

児童虐待の件数が、過去最大になっています。

よく耳にしますよね。
全国の児童相談所が2019年に、児童虐待として対応した全体の件数が過去最多だったそうです。
19万3780件。この数だけを聞くと、「そんなに児童虐待が増えているのか、危ないな」と感じてしまいますが、専門家などの意見によると、それだけ社会が虐待に対して目を向けるようになってきた結果ともいわれています。

昭和67年生まれの吉岡アナ。
思い返せば、小さい頃、厳しいしつけを受けました。
そろばん塾の先生から竹刀で叩かれる、なんてこともありましたし、ずっと正座をしてる、なんてこともありました。
あの当時、「虐待」といわれたのは、身体的な暴力が伴うものでしたが、いまは心理的虐待も、れっきとした「虐待」として、児童相談所に通報されるケースが増えているそうです。
全体の50%以上が、心理的虐待での通報件数になっているそうです。

その中で最近あたらしく加えられるようになったのが「面前DV」
夫婦の激しいケンカを子どもの前で見せることも、虐待である、と認知されるようになったのです。
そういった、これまでカウントされていなかった虐待も「虐待」として認められるようになったので、虐待の件数は上がっているそうです。
子どもはみんなで守らないとね。
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