いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #24

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標その15、「陸の豊かさも守ろう」とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の15番目は、「陸上生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の防止・回復および生物多様性の損失を阻止する」です。

生態系というのは、生き物と、その生き物を取り巻く環境が、お互いに関わりあいながら形作る、ひとつのまとまった仕組みや働きのことです。

SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」には、9つの達成目標と、3つの実現のための方法、あわせて12の小さな目標「ターゲット」が設定されています。

9つの達成目標のうち
ターゲット1は、2020年までに国際的な協定にしたがって、森林、湿地、山地、乾燥地などの陸上の生態系と、内陸の淡水地域の生態系、および、それらがもたらす自然の恵みを、守り、回復させ、持続可能な形で利用できるようにする。

ターゲット4は、2030年までに、持続可能な開発のために欠かせない山地の生態系の能力を強めるため、多様な生物が生きられる山地の生態系を確実に守る。

ターゲット8は、2020年までに、移動先に定着する外来種の侵入を防ぐとともに、外来種が陸や海の生態系に与える影響を大きく減らすための対策を始める。特に優先度の高い外来種は駆除する。

ターゲット9は、2020年までに、生態系や生物の多様性を守ることの大切さを、国や地方による計画や開発のプロセス、貧困をなくすための取り組みや、お金の使い方に組み入れて考えられるようにする。

生態系のフィールドのひとつが森林です。
そして、植物が育たない土地になってしまうことが、砂漠化です。

達成目標のうち
ターゲット2は、2020年までに、あらゆる種類の森林の、持続可能な形の管理をすすめ、森林の減少を食い止める。また、衰えてしまった森林を回復させ、世界全体で植林を大きく増やす。

ターゲット3は、2030年までに、砂漠化、干ばつ、洪水の影響を受けて衰えてしまった土地と土壌を回復させ、これ以上土地を衰えさせない世界になるように努力する。
 
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