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いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #23

2020年12月25日(金)

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

SDGsの目標その14、「海の豊かさを守ろう」の海洋資源保全とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の14番目は、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」です。

世界で30億人以上の生活が、海や沿岸の生物多様性に左右されています。

SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」には、7つの達成目標と、3つの実現のための方法、あわせて10の小さな目標「ターゲット」が設定されています。

7つの達成目標のうち
ターゲット2は、2020年までに、海と沿岸の生態系に重大な悪影響がでないように、回復力を高めることなどによって、持続的な管理や保護をおこなう。健全で生産的な海を実現できるように、海と沿岸の生態系を回復させるための取り組みをおこなう。

ターゲット4は、魚介類など水産資源を、種ごとの特徴を考えながら、少なくともその種の全体の数を減らさずに漁ができる最大のレベルにまで、できるだけ早く回復できるようにする。そのために、2020年までに、魚をとる量を効果的に制限し、魚の獲りすぎ、法に反した漁業や破壊的な漁業などをなくし、科学的な管理計画を実施する。

ターゲット6は、2020年までに、必要以上の量の魚をとる能力や、魚の獲りすぎを助長するような漁業への補助金を禁止し、法に反した、または報告や規制のない漁業につながるような漁業補助金をなくし、そのような補助金を新たに作らないようにする。その際、開発途上国やもっとも開発が遅れている国々に対する適切で効果的な、特別な先進国と異なる扱いが、世界貿易機関の漁業補助金についての交渉の重要な点であることを認識する。

ターゲット7は、漁業や水産物の養殖、観光を持続的に管理できるようにし、2030年までに、開発途上国の小さい島国や、もっとも開発が遅れている国々が、海洋資源を持続的に利用できることで、より大きな経済的利益を得られるようにする。

日本の課題として、乱獲が挙げられます。
2020年に公開された、SDGsの達成度や進捗状況に関する国際レポートで、
漁獲高における乱獲が占める割合は、2014年の時点で70.8%でした。
乱獲が続くと、海洋資源はどんどん低下し、自然の力で再生できなくなってしまいます。
 

ジャイアントパンダを食べる?

日本がこの手の話題で言われること。うなぎ。
ニホンウナギは絶滅危惧IB類に分類されています。
他国の人から「なんで食べてるの!?」なんて言われますよね。
でも、おいしい。間違いなくおいしいです。

さて、絶滅危惧IB類。
ここに分類されている動物には、ほかにどんな生き物がいるでしょうか。
有名なものに、トキ。そして、ジャイアントパンダがこの絶滅危惧IB類に分類されます。

たとえば、ジャイアントパンダを食べる民族がいたら。
日本の私たちはドン引きしてしまうのではないでしょうか。
もしかしたら、他国の人から見たら、私たち日本人も、ドン引きされているのかもしれません。

そして、うなぎ。
2017年の時点で、うなぎの"蒲焼き"だけで2.7トンも廃棄されています。
絶滅危惧種のうなぎを食べて、無駄にして捨てている。
せっかく食べるのならば、これからも長く食べ続けていけるようにしていきたいですね。
 
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