いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #22

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標その14、「海の豊かさを守ろう」の海洋保全とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の14番目は、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」です。

海は地球の生命を支えています。

SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」には、7つの達成目標と、3つの実現のための方法、あわせて10の小さな目標「ターゲット」が設定されています。

7つの達成目標のうち
ターゲット1は、2025年までに、海洋ゴミや富栄養化など、特に陸上の人間の活動によるものをふくめ、あらゆる海の汚染をふせぎ、大きく減らす。

富栄養化、というのは、水の中に、プランクトンなどの生物にとって栄養となる成分が増えすぎてしまうことです。これは赤潮の原因になります。
赤潮が起こると、魚は呼吸ができなくなり、死んでしまいます。

また、海洋ゴミの中でも特に問題視されているのが、プラスチックゴミです。
毎年推定500万から1,200万トンのプラスチックが海に流入しています。

日本は、海のきれいさを示す指数で、SDGsの達成に課題があるとされています。

ターゲット3は、あらゆるレベルでの科学的な協力をすすめるなどして、海洋酸性化の影響が最小限になるようにし、対策をとる。

海は人間の活動によって毎年排出される二酸化炭素の23%を吸収して、気候変動の影響を軽減させています。
しかし、海が二酸化炭素を吸収することによって、海水は酸性になってしまいます。
酸性の海では、サンゴが育たず、サンゴをすみかにしているさまざまな生き物も影響を受け、海の生態系に大きな影響を及ぼすといわれています。

ターゲット5は、国内法や国際法を守りながら、手に入るもっともよい科学的な情報に基づいて、2020年までに、少なくとも世界中の沿岸域や海域の10%を保全する。
 
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