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いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #18

2020年12月25日(金)

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

SDGsの目標その11、「住み続けられるまちづくりを」とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の11番目は、「包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市および人間居住を実現する」です。

多くの都市部は、人口集中などによって、気候変動や自然災害に、より弱くもろくなっています。
無計画な都市化によって、巨大なスラムが生まれたり、交通網が複雑に入り組んでしまったり、温室効果ガスが排出されたり、郊外が虫食い状態になったりしています。

SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」には、7つの達成目標と、3つの実現のための方法、あわせて10の小さな目標「ターゲット」が設定されています。

7つの達成目標のうち
ターゲット1は、2030年までに、すべての人が、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、基本的なサービスが使えるようにし、都市の貧しい人々が住む地域の状況をよくする。

ターゲット2は、2030年までに、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、弱い立場にある人々が必要としていることを特によく考え、公共の手段を広げるなどして、すべての人が、安い値段で、安全に、持続可能な交通手段を使えるようにする。

ターゲット3は、2030年までに、誰も取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、誰もが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。

ターゲット4は、世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。

ターゲット5は、2030年までに、貧しい人々や、特に弱い立場にある人々を守ることを特に考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。世界の国内総生産に対して災害が直接もたらす経済的な損害を大きく減らす。

ターゲット6は、2030年までに、大気の質やごみの処理などに特に注意を払うなどして、都市に住む人が環境に与える影響を減らす。

ターゲット7は、2030年までに、特に女性や子ども、お年寄りや障がいのある人などを含めて、誰もが安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにする。
 

住み続けられる土地

「住み続けられるまち」と聞いて、2014年に起きた、平成26年8月豪雨を思い出します。
広島県の安佐南区で土砂災害がたくさん発生し、死者が77人にものぼりました。
このときも報道で言われましたが、たとえば道を一本隔てた区画の家はまったく被害が出ていないのに、あるエリアの家は甚大な被害が出てしまう。

このような場所は、日本中にありますよね。

さて、行政は「都市計画」というものをしており、全ての土地に人が住めるわけではありません。
人が住むのに適さない土地は、農地など、宅地以外の土地に利用されます。
しかし、人口が増えすぎると、この土地は住宅地にしましょうと行政が決めて、そこに新興住宅が建てられるようになります。

毎年のように自然災害が発生し、尊い人命が失われてしまう昨今、どうしたら長く安全にすむことができるのか。実家が不動産でもある吉岡アナは深く考えてしまいます。
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