いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #11

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標その6、「安全な水とトイレを世界中に」とは?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の6つ目は、「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」です。

2017年の時点で、世界で推定30億の人々が、家で安全に手を洗うことができません。
トイレが無く、道端や草むらなど屋外で用を足す人は、世界で6億7300万人います。

SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」には、6つの達成目標と、2つの実現のための方法、あわせて8つの小さな目標「ターゲット」が設定されています。

6つの達成目標のうち
ターゲット1は、2030年までに、誰もが安全な水を、安い値段で利用できるようにする。

ターゲット2は、2030年までに、誰もがトイレを利用できるようにして、屋外で用を足す人がいなくなるようにする。女性や女の子、弱い立場にある人がどんなことを必要としているのかについて、特に注意する。

ターゲット3は、2030年までに、汚染を減らす、ゴミが捨てられないようにする、有害な化学物質が流れ込むことを最低限にする、処理しないまま流す排水を半分に減らす、世界中で水の安全な再利用を大きく増やすなどの取り組みによって、水質を改善する。

ターゲット4は、2030年までに、今よりもはるかに効率よく水を使えるようにし、淡水を持続可能な形で利用し、水不足で苦しむ人の数を大きく減らす。

ターゲット5は、2030年までに、必要なときは国境を越えて協力して、あらゆるレベルで水源を管理できるようにする。

ターゲット6は、2020年までに、山や森林、湿地、川、地下水を含んでいる地層、湖などの水に関わる生態系を守り、回復させる。
 

日本のトイレ、世界のトイレ

日本は水が豊かな国ですよね。上下水道がしっかり整備されています。水道の水はそのまま飲んでもおいしいし、トイレにいたっては公衆トイレですらとてもきれいで使いやすいです。
最新のトイレは、近づいただけで便座の蓋が自動で開いてくれたり、用を足し終わって立ち上がったら自動で水を流してくれたりという、全自動のものもふつうにありますよね。

でも、海外はそうではありません。

海外旅行が大好きな吉岡アナ。
今まで行った国は、アメリカ、フランス、タイ、ベトナム、韓国、中国、マレーシア、インドネシア、スリランカ、モンゴル、ミャンマーなど。

スリランカでトイレに行ったときは、水を流すためのペットボトルが置いてありました。
ミャンマーでトイレに行ったときは、建物の中にトイレが無く、建物から100mほど離れた庭の片隅に、囲いがあって便器が置いてありました。
とても暗い中、ひとりでトイレに行って、暗い中建物まで戻ってくる。
誰かが潜んでいても、自分も、離れた建物にいるお店の人も、気付きません。
女性や子どもにとっては、とても怖いことですし、日常で何度もその場面を経験しなければなりません。日常で身の危険を感じることは非常にストレスですし、実際に犯罪の温床にもなっているでしょう。

トイレが整備されていない、というのは、汚い、という話だけでは終わらないのです。
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