いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #10

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標5「ジェンダー」で日本が抱える課題ってなに?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の5つ目は、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性および女児の能力強化をおこなう」です。

2020年に公開された、SDGsの達成度や進捗状況に関する国際レポートで、
日本は、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について、
「主要な課題が残っている」と評価されました。
達成度の評価としては、4段階のうち最低レベルです。

日本が抱える課題
まずは、国会議員に占める女性の割合です。
SDGsのレポートでは、2020年で9.9%でした。
日本の国会議員10人のうち、女性は1人しかいないのです。
列国議会同盟の資料によると、2020年の「世界の女性議員割合 国別ランキング」で日本は191ヶ国中、147位でした。
日本が世界からどれだけ遅れをとっているのか、わかると思います。

日本が抱える課題
つぎに、男女の賃金差です。
SDGsのレポートでは、2017年で24.5%でした。
この数字は、男女の所得の中央値の差を男性の所得の中央値で割った数字で、平たく言えば、女性は、男性がもらっている給料の4分の1の金額だけ給料が少ない。
男性の給料の75%ほどしか、女性は給料をもらっていないのです。

日本が抱える課題
それから、家事や子育てなどの無償労働の男女差です。
SDGsのレポートでは、2016年で1日あたり183.5分の差がありました。
男性より女性のほうがおよそ3時間も多く無償労働をしているのです。
男性も女性も、1日は同じ24時間なのに、です。

お金が支払われない、家庭内の子育て、介護や家事などは、
お金が支払われる仕事と同じくらい大切な「仕事」です。

まずは、家庭内の役割分担など、身近なところから男女平等を目指すことが、
SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を達成させる第一歩です。
 
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