いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #7

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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SDGsの目標3を日本はどのくらい達成できているの?

2030年までに世界で達成させる、持続可能な開発目標、SDGs。
17の目標の3つ目は、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」です。

日本は、この目標をどのくらい達成できているのでしょうか。

2020年に公開された、SDGsの達成度や進捗状況に関する国際レポートで、
日本は、目標3「すべての人に健康と福祉を」について、「課題が残っている」と評価されました。
日本で課題とされたのは、結核と、主観的幸福感です。

SDGsのレポートで、2018年の結核の罹患率は、日本で10万人あたり14.0でした。
これは、先進国ではとても高い数字です。
たとえば先進7カ国の、アメリカは3.0人。イギリスは8.0人。ドイツは7.3人。フランスは8.9人。イタリアは7.0人。カナダは5.6人です。
比べてみれば、10万人あたりの罹患率が2桁を超える日本は、結核の患者が多いといえます。

目標3のターゲット3に、「2030年までに、エイズ、結核、マラリアや、これまで見放されてきた熱帯病などの伝染病をなくす」があります。

日本では、結核はまだまだ広く蔓延している病気であることを知り、一人ひとりが早期発見・早期治療に努めていくことが、結核の感染拡大を防ぐために重要です。

日本のもうひとつの課題、主観的幸福感について。
「主観的」というのは、自分ひとりのものの見方や感じ方のことです。
つまり、自分が「幸せだ」と思うことが、日本の人は少ないことが課題とされています。
自分が幸せを感じることは、「心の健康」に大きく関わってきます。

目標3のターゲット4に、「2030年までに、予防や治療をすすめ、感染症以外の病気で人々が早く命を失う割合を3分の1減らす。心の健康への対策や福祉をすすめる」があります。

心が健康でない状態、つまり心が病気にならないようにするためには、
ストレスと上手に付き合うことが大切です。
心の健康を保つために、治療や生活をサポートする機関もありますので、上手に活用しましょう。
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