いっしょにSDGs

いっしょにSDGs #2

ニュースなどで耳にすることば「SDGs」を、いっしょに楽しく勉強していきましょう

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どうしてSDGsが生まれたの?

SDGs、持続可能な開発目標は、2030年までに世界で達成させる17の目標です。

2015年9月に開催された国連サミットで、すべての加盟国が合意した
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。
アジェンダというのは、行動計画のことです。

この新しいアジェンダ、行動計画は、
「ミレニアム開発目標」が達成できなかったことを、達成させるために生まれました。

「ミレニアム開発目標」略称MDGsというのは、
2001年に国連でまとめられた、国際目標です。
1990年代に開催された主要な国際会議で、採択された「国際開発目標」と
2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで、採択された「国連ミレニアム宣言」を
統合して作られました。

「ミレニアム開発目標」は、発展途上国の課題解決を目的として、
2015年までに達成するように定められた、8つの目標でした。
MDGsは、極度の貧困を半減させたり、HIVの新たな感染者を減らしたりと、
一定の成果をあげました。
しかし、達成できていない目標もあったり、社会的格差は広がったままであったりと、
弱い立場の人々が置き去りになっている状況も指摘されました。

そこで、MDGsの期限を迎えた2015年に、次の15年間で達成すべき目標を打ち出したのが、
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」であり、SDGsです。

MDGsは、発展途上国の課題を解決するための目標でしたが、
SDGsは、先進国の抱えている課題も含めて解決するための目標で、
誰一人取り残さない世界を目指しています。

また、MDGsは、国連や政府が取り組むもの、でしたが、
SDGsは、国や自治体だけでなく、民間企業や一人ひとりが取り組むもの、であるのも
大きな特徴です。

SDGsが生まれたのは、前身のMDGsで達成できなかった目標を達成させるためなのです。
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