戸井康成の木曜スクラッパー

自ら経営するレストランのためにスーパーで万引き

神戸新聞などが報じたところによると、8月29日、スーパーで刺し身などを万引きしたとして、京都府舞鶴市の飲食店経営の男が窃盗の疑いで逮捕されました。

男は各地のスーパーを2店舗回り、刺し身や和牛などを窃盗していたようですが、その動機は、自身が経営するレストランで使う食材を調達するためと供述しているようです。

9月3日放送のCBCラジオ『戸井康成の別冊スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴が事件について語ります。

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気まぐれメニューしか出せない?

男の逮捕容疑は、今年2月に兵庫県丹波市内のスーパーでタイの刺し身やサーモンの切り身など、3千6百円相当の食料品5点を盗んだ疑い。

また、同じ日に別のスーパーでも、刺し身や黒毛和牛など5千2百円相当の食料品4点も盗んだ疑いが持たれています。 

男の車には盗品と見られる肉や刺し身などが積まれていたことから、男が自身で経営する店舗で提供する料理の材料を調達しようとしていたことが発覚。
加東署によると男は容疑を認めており、「盗んだ食材を経営する店、レストランで使うつもりだった」などと話しているといいます。

スーパーで盗んだ食材で作った料理を自分の店で平然と出していたとは、たちが悪いばかりか、なんとも大胆な行為です。

戸井「いや~来ましたな小林くん、これ。酷い男」

リスナーからはこんな意見が。

「このレストランはこんなやり方だと『日替わりメニュー』とか『シェフの気まぐれメニュー』しか出せないんじゃないでしょうか?」(Aさん)

確かにこれでは、万引きした食材によってメニューが変わってしまいそうです。

小林「スーパー次第ですよね…」

こだわりのメニュー

ふたりは窃盗が1ヶ所だけでなく、2ヶ所に及んでいたことにも注目。

戸井「黒毛和牛、タイの刺し身、サーモンの切り身。わざわざ2店舗回るってことは…1店舗目のスーパーには目ぼしい品物がなかったってこと?」

小林「かもしれない!傷付くわ、そのスーパー」

戸井「2軒目の方が良かったってことになるんかな」

男は食材にこだわっていたのでしょうか?

レストランを経営していた男は、店のホームページ上で「こだわりのメニュー」と銘打っていたそうです。 

小林「それもう、スーパーの気持ちですよね。こだわりとかは」

「むしろスーパーがこだわったものを、男はただ単に万引きしてきただけ」と指摘する戸井。

「とれたて」食材で「心が震える」料理

さらにホームページには「心が震えるほどに美味い料理」という文言もあったとか 。

小林「いや~すごいですよ…」

戸井「万引きした品物だと知らされた客が震える…ってことなんでしょうか」

小林「怒りでね。ワナワナワナワナ」

戸井「それとも、男はいつ捕まるかビクビク震えながら料理を作っていた?」

小林「恐怖のか!いろんな『震える』があるね」

「心が震える」の解釈を考えるふたり。
さらに「当店はとれたての食材を自信を持ってお出ししてます」を看板文句にしていたという男のレストラン。

「とれたての意味が違う」と鋭く突っ込む戸井でした。
(nachtm)
 
戸井康成の木曜スクラッパー
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2023年09月03日20時48分~抜粋

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