戸井康成の金曜スクラッパー

神からの電話?信じた女性が詐欺の被害に

現地メディアによると、スペインのある高齢女性が、神を名乗る電話を信じ、大金をだまし取られてしまいました。

7月30日放送のCBCラジオ『戸井康成の別冊スクラッパー』では、もしかすると日本でも起こり得るこの事件について、戸井康成と小林美鈴が取り上げます。

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アナログな詐欺事件

現地メディアによると、スペインのある高齢女性のところに、神を装った詐欺師から「自分は神だ」という電話がありました。

死後に使用できる「天国の銀行」への預金を要求され、その話を信じた女性は大金を入金。
女性の口座が空であることを女性の家族が知り、警察に通報して、事件が発覚しました。

なんと、この電話による詐欺は6年に渡るもので、被害総額は約30万ユーロ(約4700万円)だったということです。

戸井「怖いよ~これは怖い事件ですねぇ」

小林「すごい詐欺!」

戸井「本当に驚きでございますけども…どんどん細分化している特殊詐欺。どちらかというと難しくなってデジタル化が進んでいるのに、なんともアナログな事件です」

小林「ねぇ~」

騙し取られた女性の名前は、エスペランサさん。
格闘家・高田延彦の若い頃のニックネームが「青春のエスペランサ」だったため、その意味を調べたことのある戸井によると、スペイン語で”希望”という意味になるそうです。

小林「あらららら…いい名前」

普段の信心深さが仇に

それにしても、エスペランサさんはなぜ「神からの電話」を信じてしまったのでしょうか?

実は、エスペランサさん信心の信心深さは近所でも有名だったそう。
しかも「自分は聖母に選ばれし者」との自覚が強かったようです。
そのため「神からの電話」を疑う余地はまるでなかったかもしれません。 

犯人も被害者もどっちもどっちという気もしなくもない、と戸井ですが、その被害総額は約4700万円。

小林「多すぎますよ!」

エスペランサさんは、現実の2つの銀行からわざわざ引き出して「天国の銀行」に預金していたそう。
もはや生き甲斐くらいだったのだろう、とエスペランサさんの心境を慮る小林。

”神”はコンビニのオーナーだった!

いったい誰がこんな罪深い詐欺を仕掛けたのでしょうか?

戸井「神の正体が気になりますなぁ」

なんと犯人の「神」は、エスペランサさんの信仰心の深さを知っていた地元のコンビニエンスストアのオーナーだったのです。

小林「めっちゃ近いところにいたんですか!」

戸井「24時間、がめつい」

ある種の国際ロマンス詐欺のようなものかもしれないと戸井。

小林「恋愛のヤツですね、最近よくある」

「宇宙ステーションからロケットで帰るからロケットの駐車場代を払え」という宇宙規模の詐欺まで登場している昨今。
手口のスケールがどんどん大きくなっています。

戸井「スケールとしては、今回マックスじゃない?」

小林「天国ですよ…神!」

戸井「神様詐欺だからね。被害者の家族も、”ゴッド”したんじゃない?」

小林「神だけにね」
(nachtm)
 
戸井康成の金曜スクラッパー
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2023年07月30日20時48分~抜粋

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