戸井康成の木曜スクラッパー

バイクから1千万円が散乱!集まった市民が持ち去った

フィリピンのセブ島で珍事件が発生しました。
現地メディアによると、バイクで運搬されていた大量の現金が道路に散乱し、集まった市民が持ち去る騒ぎとなったそうです。

バイクから散乱した総額は日本円にしてなんと1千万円。地元当局は「早く返してほしい」と呼びかけています。

7月7日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこの事件を話題に取り上げました。

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道路に散乱していたらどうする?

セブ島で散乱したお金は、商業施設で集金されたもの。
バイクで男性が現金を運搬していたところ、持っていたバッグから現金が散乱したそうでうす。 

原因はバッグのファスナーが開いたままだったことと見られており、運転していた男性は50キロほど走ったところで気づき、当局に通報したということです。

地元当局によれば500万円近くの現金が返還されたものの、半分はまだ回収できていないとして「早く返してほしい」と呼びかけています。 

ちなみに放送当日は日本では七夕。

戸井「夢のある事件かな、という気がしなくもない」

このハプニングがもし目の前で起きたら、二人ならどうするのでしょうか?

自分なら試されていると思い、拾わないか、しっかり交番に届ける選択をするという小林。
職業柄、カメラをつい意識してしまうそうです。

ファスナーとジッパーとチャックの違い

一方の戸井は「俺は拾っちゃうね」と断言。
拾って返そうにも、『ミッション・インポッシブル』のトム・クルーズでもない限り、走り去るバイクを止めることはできないと続けます。

それにしても、運転していた男性はどうして現金が散乱していることに気づかなかったのでしょうか?

おそらくバッグを後ろにしていたから、ファスナーが開いていたことに気づかなかったのでは、と推察する小林。

ここで戸井が、ファスナーとジッパーとチャックの違いを小林に尋ねます。

小林「ファスナーは全体のことね」

戸井「どういうこと?」

小林「持ち手の出発点から終着点まで全てをファスナーと呼び…ジッパーはその…分かれるやつね、口の部分ね。チャックは持ち手の部分」

小林は自信ありげに答えたものの、豪快にブザー音が鳴り響きます。

戸井「全部一緒らしいよ、これ」

小林「えーっ!?」

戸井によると、ファスナーは靴紐を結ぶのが面倒くさいことから1891年にアメリカで生まれたそう。
1921年には、閉める時の”ジジジ…”という音から、アメリカのメーカーが「ジッパー」と名付けます。

そしてその6年後、広島県尾道市のメーカーが巾着袋からもじって「巾着袋のチャック印」としてファスナーを販売したことから「チャック」の名がついたようです。

小林「なるほど、巾着からきてたんだ…」

フランス語の長い呼び名

実はファスナーの呼び名は、国によってさまざまです。

中国では「ラーリェン」、フランス語ではなんと「フェルメチュール・ア・グリシェール」 と呼ばれているのだそう。

小林「言いづらい…」

戸井「フェルメチュール・ア・グリシェール、開いてるぞ!」

小林「とても長すぎて言えない(笑)」

ところで、失われた現金は戻ってくるだろうか?と小林に問いかける戸井。

小林「まぁ…戻ってこないでしょうねぇ」

この事件をきっかけに、フィリピンでは道路を凸凹にする人が増えるのではないかと妄想する戸井でした。
(nachtm)
 
戸井康成の木曜スクラッパー
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2023年07月07日21時51分~抜粋

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