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災害に備えてクルマに常備しておくと安心なものは?

9月は防災月間です。
いつ災害は襲ってくるかわかりません。それが車の運転中、あるいは乗車中ということもあり得ます。

2日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、普段ラジオカーを運転しているCBCラジオレポートキャストの杉原鈴菜が、JAF日本自動車連盟愛知支部 事業課交通環境係の水野さんに、自動車運転時に災害に遭った場合の対策について尋ねました。

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運転中地震に遭ったら

運転中に予期せぬ大地震が起きた場合、ドライバーはどのような対応をすればよいでしょうか?

水野さん「運転中に大地震に遭遇した場合は、ハザードランプを点滅させ、慌てずゆっくりスピードを落とし、道路の左側に車を停止させます」

慌てて外に出ると、後続車との接触や地震の影響による落下物での事故の危険があるため、揺れが収るまでは車内で待機。

水野さん「待機中はラジオやスマートフォンから地震情報や道路交通情報を確認するとよいです」

キーは置いて行く

水野さん「万が一、車を置いて避難する時は、できるだけ道路外の場所に移動させましょう」

ドアはロックせずに、キーは車内の目立つ場所に置くようにとのことです。
これは、緊急車両や救援車両の通行の妨げになった場合に、速やかに移動させる必要があるためなんだとか。

杉原は実際に運転中に地震に遭遇した経験があるそうです。

ハザードランプを点滅させて、車を端に止めると知っていても、「どうしたらいいんだろう?」と頭がいっぱいになって、すぐに行動に移すことができなかったそうです。

予期せぬ場合も落ち着いた行動が大切です。

運転をしない選択も

最近は線状降水帯やゲリラ豪雨、台風による水害も増えています。雨による災害時の運転で注意すべきことは?

水野さん「急なゲリラ豪雨などの悪天候時には、安全のためにヘッドライトを点灯し、速度を抑えて走るようにしてください」

大雨の際は視界が悪くなって危険なので、台風の予報が出ているなど事前に危険が予測できる場合は、外出を控えるという選択もすべきだそうです。

市区町村が作成しているハザードマップを活用して、危険個所を事前に確認しておくことも大切。

水野さん「浸水予想地域や土砂災害の危険性がある地区をあらかじめ知っておくことで、危険を回避して行動することができます」

災害時の検証動画

JAFのサイトには豪雨時の前方の見え方やブレーキテスト、水没時にドアが開けられるか?などの情報も掲載されています。動画でわかりやすいので一見の価値ありです。

水没時、何を使えば窓は割れるか実験した動画を見ると、脱出用ハンマーの大切さがわかります。脱出用ハンマーはホームセンターで購入できます。

せっかく準備してもトランクや後部座席などに置いておくと、災害時に手に取れず使えないこともあるので「脱出用ハンマーは運転席から手の届くところに常備しておいてください」と水野さん。

車にも食料と防災グッズ

脱出用ハンマー以外にも、車に常備しておくと安心なのは、飲み物や食料、携帯トイレといった防災用品。

乳児がいる場合は液体ミルク、また常備薬や予備の眼鏡など、自分や家族の状況に合わせたものを準備することが大切です。
また冬は毛布や使い捨てカイロなどの寒さ対策も重要だそうです。

最後に、水野さんに災害へのドライバーの心構えを聞きました。

水野さん「自分や家族の命を守るためにも、事前の防災用品の準備やお住まいの地域のハザードマップの確認をぜひお願いします」

杉原「事前に対策しておくことが自分の身を守るためにも必要なことだと、改めて学ぶことができました」

万が一に備えて、事前にできる対策はしっかりとしておきましょう。 
(尾関)
 
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2024年09月02日16時42分~抜粋

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