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【ラジオの裏側】プロデューサーってどんな人?

radiko、AM局のワイドFMやFM転換など、この10年のラジオ業界は大きく様変わりしています。
そんな中、名古屋のCBCラジオでは20代・30代社員が「CBCラジオ未来プロジェクト」を立ち上げ、様々な取り組みを始めています。

そのメンバーである株式会社CBCラジオ編成部のHさんが所属するセクションについて語ります。

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プロデューサーという仕事

『しろくじちゃんが寝る前にほめるラジオ』(毎週火~金21:30~21:40※2023年1月現在)のプロデューサーを務めさせて頂いております、編成部のHです。

CBCラジオの若手社員からなる『未来プロジェクト』の中で生まれたこの番組、スタッフは全員プロジェクトメンバーが勤めていますので、私もそのメンバーの1人なわけです。

この記事では「プロデューサー」という仕事について、若輩者の私が「かる~く」ご説明させて頂ければと思います。

ラジオ番組を作っている人たち

ラジオ番組を作るうえで、様々なスタッフが携わっています。
プロデューサー、ディレクター、AD(アシスタント・ディレクター)、ミキサーなどなど…皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。

しかし、全ての番組にこれらスタッフが必ずいるかというとそうでもなく、番組形態によって携わる人たちは変動します。

例えば、生放送だとこなす業務が多いことや、俊敏な対応が必要になってくる場合が多いことから必然的にスタッフの数は多くなっていきますが、収録番組だとADやミキサーは雇わずディレクターだけで番組を作ることの方が多いです。

『しろくじちゃんが寝る前にほめるラジオ』は収録番組なので、例にもれずAD、ミキサーはおらず、ディレクターがメインで収録・編集をしています。

ではプロデューサーは何をしているのか?

プロデューサーによってやり方、進め方などは違いますが『しろくじちゃんが寝る前にほめるラジオ』の場合はこうです。番組が始まる随分前から仕事は始まります。

・番組タイトル、方向性、ターゲットを決める
・出演者とスタッフを誰にするのか決める
(今回の場合プロジェクトメンバーと話し合って決めています)
・出演者とスタッフのブッキング
・出演者とスタッフによる初回打合せの調整等
・番組が始まったらディレクターと話し合いながら進めていく

ざっくりとではありますが、以上のような形で番組が出来上がっていきました。もちろん、これ以外にもお金の管理などがあります。

その後、番組が放送されるにつれて発生する問題の解決や大まかな番組の舵取りをしつつ、ディレクターと手を組んで放送していくわけです。

収録時、ディレクターがメインで収録していますが、私も横にいて「あーだこーだ」言っています。細かい演出面でディレクターへ提案をしたり、カット部分の指示なんかが多いです。
また、番組のイベントなどを統括するのも番組プロデューサーが行うことがほとんどです。

苦労や楽しさ

プロデューサーは番組の責任者になりますので、何かあったら責任を取ることになります。ということは、それなりのプレッシャーがかかることになります。

しかし番組をメインで作るのはディレクターの仕事。そういった部分で苦労することもあります。

とは言え、ターゲットや方向性、それに伴う出演者、スタッフ陣を考え、予想をし、その結果自分なりに良いものが出来た時は純粋にうれしいですし、楽しいです。
自分の裁量で番組を動かすことが出来るわけですから、やりたいことが一番できる立ち位置なのがプロデューサーなのかもしれません。

まとめ

ということでいかがだったでしょうか。
ベテランの制作者がいる中で、私のようにまだまだ経験の薄い者がプロデューサーを語る、というのは気が引けましたが「プロデューサー」という仕事を「なんとな~く」理解して頂けましたら幸いです。

そんな『しろくじちゃんが寝る前にほめるラジオ』は、毎週火曜~金曜の21:30~21:40に放送中!(※2023年1月現在)
是非!聞いてみてください。きゅいきゅい
(編成部 H)
 


 
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