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ラジオ業界の未来を担う!?「CBCラジオ未来プロジェクト」(1)

radiko、AM局のワイドFMやFM転換など、この10年のラジオ業界は大きく様変わりしています。
そんな中、名古屋のCBCラジオでは20代・30代社員が「CBCラジオ未来プロジェクト」を立ち上げ、様々な取り組みを始めています。

そのメンバーである株式会社CBCラジオ コンテンツプロデュース部Tさん(入社11年目)が、会社のこと、そしてプロジェクトのことについて語ります。

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CBCラジオってどういう会社?

ラジオ局ってどんな部署があって、どのくらいの人が働いているか、なかなか想像できないかと思います。

ラジオ局と言っても、規模はかなりばらつきがあるんですが、CBCラジオは、社員50名(2022年11月現在)で、その他制作会社など、外部協力スタッフの方々などと一緒に働いています。

部署ではタイムテーブルを決める“編成部”、番組制作を行う“制作部”、技術面で放送を支える“放送部”、イベントや配信など番組以外のコンテンツを担当する “コンテンツプロデュース部”、ラジオのCMを売る“営業部”、営業企画やCM枠を管理する“業務部”、そして社員や会社全体を管理する“総務部”があります。

各部署、業務内容は多岐に渡るため、なかなか一言で紹介するのは難しいですが、すべての部署がCBCラジオが日々放送を出すためには欠かせない役割を担っています。

CBCラジオ未来プロジェクト

この10年、ラジオ業界をとりまく環境は、どんどん変化しています。
そして、これからも変化していくと思います。

動画をはじめとしたコンテンツがあふれる昨今、どうやったらラジオがこれからも必要とされ、生き残っていけるか。そんな状況の中、作られたのが「CBCラジオ未来プロジェクト」です。

かなり壮大な名前ですが、一言にすると「CBCラジオの将来を見据えて、会社をよりよくする為に話し合い、実行するプロジェクト」です。

メンバーは、CBCラジオの各部署から集められた20~30代前半の社員10名で構成されています。
今年4月からスタートしたのですが、コロナの影響もあってか、このプロジェクトが発足するまで、若手社員が一堂に会する機会がなく、メンバーの中には初めて話す人たちもいたり…。

多岐に渡る業務や様々な勤務形態があるため、全員が時間を合わせるのは難しいのですが、集まれるメンバーで週に一度会議を開き、会社や番組についてあれこれと話すことにしました。

愚痴が一番盛り上がる

会議の中で盛り上がるのは、やはり愚痴や不満です。何に対することなのかは、もちろん言えませんが(笑)。

今まで様々な会議がありましたが、同世代ばかりの会議はなかったのでとても新鮮でした。
若手の立場だからこそ共感できることも多く、歳も近いので気負いせず発言ができて、盛り上がる時は2時間以上話すこともありました。

もちろん愚痴ばかりではなく「やってみたい!」「面白そう!」「今までにないかも!」という企画を出し合ったり。
若手ゆえに経験不足なところもありますが、逆にしがらみなく自由な発想が生まれることも多く、会議はとても有意義でした。

プロジェクト発「しろくじちゃん」

そんなプロジェクトの中で生まれたのが、この秋から始まった『しろくじちゃんが寝る前にほめるラジオ』(毎週火~金21:30~21:40)という番組です。
 

シロナガスクジラの“しろくじちゃん”がなんでも褒めてくれる、非常にゆるい番組です。

コンセプトやキャスティング、企画構成などすべてプロジェクトのメンバーで考え、制作しています。

放送以外にも、SNSや配信、もちろん番組を続けるためには欠かせないマネタイズも自分たちで行っています。
メンバーそれぞれ部署は違いますが、部署の垣根を超えて、それぞれの得意分野で番組制作に携わっています。

しろくじちゃんも私たちと同じで可能性は無限大!これから成長するしろくじちゃん、そして私たちをよろしくお願いします!
(コンテンツプロデュース部・T)

 
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