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女性アナたちが2019年/2020年のミュージカルを語る!

学生時代にミュージカルを経験していた、CBCアナウンサー山内彩加とCBCラジオレポートドライバー石坂窓花の2人が、イチオシのミュージカルを熱く語りました。

大晦日と元日に復活を果たした『あやか・まどかのドリームラジオ リターンズ』の、ミュージカルを一度も観たことがないディレクターがレポートします。

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観るだけでなく舞台にも立ったふたり

さまざまな番組イベントで歌声を披露している、"あやまど"コンビ。山内は大学時代、石坂は高校時代に舞台をしていたというミュージカル経験者です。

ミュージカルというと、ちょっぴりハードルが高いイメージですが、年末年始のゆったりした時間のある時に、2人にミュージカルを教えてもらおう!そんな番組をお届けしました。
二夜連続の10分間番組です。

2019年のおすすめ『Kinky Boots』

2019年に東京で再演された『Kinky Boots』を観に行ったという山内。
2019年で一番、というより、25年の人生で一番!というミュージカルで、すでに4回観ているそうです。

『Kinky Boots』は、キラキラしていて、華やかで、まさに王道のミュージカル。
明るくて楽しくて笑えるので、ミュージカル初心者にもおススメです。

ミュージカルの良さといえば、空を飛んだり、キラキラした舞台で歌って踊って、非日常を体験できること。夢がもらえるし、人生も変わります。
『Kinky Boots』は、歌とダンスのレベルがとても高いところも魅力です。

出演は、三浦春馬さんに、小池徹平さん。
実は山内、三浦春馬さんの大ファン。ミュージカルにハマったきっかけも、三浦春馬さんが出演していたからということ。
好きな歌手や俳優が出演しているミュージカルを探して観に行くのも楽しそうですね。

お気に入りの出演者のミュージカルを観る醍醐味は、なんといっても、同じ時間空間を過ごすことができること。

同じ劇場の中にいて、同じ空気を吸っているだけで泣きそうになるくらい感動するのに、観客を見て語りかけてくれて、目が合うこともある。
俳優たちの努力の結晶をこれほど間近に観られることはありません。

さらに、その日その公演でだけのアドリブが飛び出すことも。他の観客と一体になって盛り上がる瞬間は、まさに一期一会です。

もともとアメリカのブロードウェイで上演され、2019年には東京と大阪でも上演された『Kinky Boots』。
近い将来、再び上演される可能性もあるとのことです。気になった方、ぜひ注目していてください。

2020年のおすすめ『ライオンキング』

タイトルは誰もが知っている劇団四季の『ライオンキング』。毎年どこかで公演しているらしく、2019年には東京と福岡で上演していました。
名古屋に来るのは14年ぶり。ということで、ぜひこの機会に観てほしいミュージカルNo.1という石坂。

石坂にとって人生初のミュージカル観劇が、まさに14年前の『ライオンキング』名古屋公演でした。
当時小学生で、アニメーションでストーリーを知っていた石坂は、こどもながらに舞台の異世界感に圧倒され、アニメの世界が現実に出てきたと感動したそうです。

ところで、実は石坂、本作の子役オーディションに応募していたのです。
劇団四季版『ライオンキング』では、主人公のシンバや、ヒロインのナラなどの子役を、公演地でオーディションから選んでいるのです。子役出演がきっかけで、入団してミュージカル役者の道に入る人も多いとか。

残念ながら、石坂の出演は叶いませんでしたが、自分の代わりに役を勝ち取った同世代のこどもたちのミュージカルを観て、こんな素敵な世界に自分も入りたいと思ったそうです。
ミュージカルは、このような形でも観た人に夢を与えてくれるのですね。

オーディションで選ばれた子役だからといって、素人と侮るなかれ。本当に小学生かと思わせる演技力や歌唱力は圧巻です。
その子役たちから、大人のシンバやナラにバトンタッチしていく様も、演技の見所のひとつです。

劇団四季の演目の中には、観れば観るほどストーリーがわかるというような奥深い作品も多いのですが、本作は、とにかくストーリーがシンプルでわかりやすい。
映画などでストーリーを知っている人も多いので、初めてミュージカルを観る人にうってつけの作品です。
子役の出演もさることながら、たくさんの動物たちが出てくるので、お子様の鑑賞にもぴったりです。
物語のテーマが親子愛なので、親子での鑑賞もお勧めです。

「見切れ席」がおすすめ?

『ライオンキング』名古屋公演は3月26日から。
楽しみすぎて、すでに4枚チケットを購入したという石坂に、さすがの山内も「多すぎ!」とびっくり。

その4回の公演、どんな座席を取ったのかというと、1階席を2回と2階席を2回。

1階席では、役者がすぐそばまでやってくるので息遣いを感じられ、2階席では舞台を広い目で見ることができるので周囲の役者の動きにまで注目して観ることができるからだそうです。
一概に、どの席がいい、というものはないのですね。

ちなみに、山内のおススメの座席は、全体を見渡したいなら2階席の1列目、役者を追いたいなら前方の中央あたりの席、安い席がいいなら見切れ席だそうです。

この「見切れ席」というのは、上演中に役者さんが見えない瞬間がある、という席なのですが、山内いわく8割5分見えるそうです。小手調べに、この「見切れ席」からミュージカル観劇にチャレンジするというのもひとつの手かもしれませんね。

日本上演21周年を迎えた『ライオンキング』。
ミュージカルのセリフをモチーフにしたお笑い芸人さんがいるほど、日本人になじみの深い、まさに国民的ミュージカルともいえる作品でしょう。
名古屋で公演があるこのチャンスにぜひ観に行きたいものです。

放送後記

12月31日の第一幕、1月1日の第二幕、そして、放送では伝え切れなかった話をまとめたこちらを第三幕として、ミュージカル三昧の『あやか・まどかのドリームラジオ リターンズ』。

劇場でその日の公演のキャスト一覧が書かれた紙を写真にとってしまう、なんて"ミュージカルあるある"もありましたが、その日その公演でだけ見せる役者さんの顔、ダブルキャストやトリプルキャストになると役者それぞれの役作りから生まれるちょっとしたキャラクターの違いやその役者同士の反応。そしてアドリブ。ひとつの公演を何度も観たくなる、そんな飽きない魅力がミュージカルにはありますね。

日常から離れて夢のようなひと時を味わえるミュージカル。ぜひ一度生でご覧ください。
(ディレクターなっちゃん)
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2019年12月31日21時30分~抜粋

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