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第5回オトナバンドフェス決勝大会 グランプリは花井健児!

12月9日に名古屋市中区のCBCホールで『第5回オトナバンドフェス2017 決勝大会』(主催:CBCラジオ/特別協賛:名古屋トヨペット/協賛:バロー・ホールディングス)が開催されました。

56組の応募からテープ審査を勝ち抜いた10組が出場したこの大会。
かつてないハイレベルな争いの中、見事グランプリを獲得したのは花井健児でした。

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ハイレベルな10組に審査員も悩む


2013年に始められ、今回で5回目となる『オトナバンドフェス』。

2人以上の参加であること、30歳以上のメンバーが一人以上いること、愛知県在住者が一人以上いること。
この3つの条件を満たしたアマチュアバンドであれば応募できるコンテストですが、ジャンルの規定はないため、毎回様々なジャンル・編成のバンドが参加するのも大きな特徴。
過去の決勝大会でも約20名のブラスを編成したビッグバンドや、多数のコーラス隊を擁したバンド、幼いこどもからおじいちゃんまで一家総出のファミリーバンドなどが出場し、バラエティ豊かなステージで観客を沸かせました。

今年の決勝大会に勝ち進んだバンドは、比較的小規模な編成が多く、また複数のバンドでドラムに替わってカホンが使用されたりと、曲調とサウンドのフィットに拘ったグループが多かったことも特徴でした。

原田真二も絶賛


今回特別審査員となったのは、デビュー40周年を迎えたミュージシャンの原田真二さん。
ポップスからファンクなど自身のサウンドにもこだわる原田さん、各バンドの演奏やフレーズ、果ては髪型まで(?)的確なアドバイスを送ります。

さらにオリジナル曲が例年以上に多かったことから、ソングライティングのセンスも評価に左右しました。
そのためいざ審査となると「素晴らしい人たちが多くて迷いますね」と原田さん。それほどクオリティ、そして観客アピール度の高いバンドが多数登場しました。

今年の入賞バンド


審査員票と並んで重要なのが観客によるオーディエンス審査。
10バンド中2組を選ぶということで、贔屓のバンド以外をどう選ぶかが大きく影響します。
『オトナバンドフェス』の審査方式は、ファンの多いグループすら油断ならないのです。

そして最後の10組目の演奏から1時間半後、審査結果が発表されました。



まず3位に選ばれたのは仙人掌人形(サボテンドール)「1000回の愛の言葉より」。
前述のカホンを交えた4人編成ですが、ベースレスの独特なサウンド、そしてオリジナリティの高い世界観が評価されました。



2位は、すっかり常連バンドとなった4人組・桔梗屋。
ファンクやブルースを見事に消化したサウンドに、スーツ姿(出張帰りとのこと)のボーカルが歌い上げる「ラーメンと半ライス」。
このタイトル通りの歌詞に、審査員の多くが「オトナバンドフェスを象徴したバンド」と絶賛でした。



そしてグランプリを獲得したのは、今回で3年連続の参加となる花井健児。
エモーショナルで圧倒的なボーカル、そして卓越したソングライティング力。原田真二さんも「もうさっさとデビューしちゃってください」と絶賛しました。
今回の出場曲「伝えたくて」では、パートナーにマンドリン奏者を迎え、花井さんのボーカルと絡んだ旋律で、聴く人すべてを魅了しました。
(当日の演奏は12/10の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』でオンエアされました)

なお花井健児の二人は、グランプリ受賞者の特典として来年(2018年)1月8日に日本ガイシホールで開催される『CBC新春感謝祭 青春のグラフィティ』でオープニングアクトを務めることが決まっています。
(編集部)
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2017年12月10日10時10分~抜粋

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