芸人界隈では、先輩が後輩におごるのが暗黙のルールだそうです。
名古屋のピン芸人・酒井直斗は「お金がない」と嘆きながらも、後輩から「ケチ」と言われないために必死におごっているとのこと。
5月1日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、妻と一緒に入ったうどん屋で後輩出くわし、恥ずかしい思いをしたことを振り返ります。
後輩におごりたい!「先会計システム」に翻弄されたピン芸人の結末
後輩とばったり
先日妻とショッピングモールへ出かけた酒井。
昼食に冷たいうどんを食べたかったもののフードコートは大混雑。妊娠中の妻の身体を思うと並ぶのは難しいと判断。
そこで自宅で酒井が作るか、車で帰宅する途中でいい店があれば入る、というに二択になりました。
酒井「国道41号を車で走っていたら、ベタな○○製麺みたいな店があったの。そういう店って、最初に『○○うどん』って注文して、受け取ったらそのままレーンをスライドして、天ぷらやおいなりさんを取って、食べる前にお会計してから席について食べて帰るスタイル」
妻と自分の分を注文して、お会計をして席に着こうとしたところで見知った後輩芸人がいることに気付きます。
それは、東京吉本所属の「なでなでボーイ」みずの☆彡(きらり。以下、みずの)でした。ちょうどみずのもGWで帰省しており、偶然にもたまたま入ったうどん屋で会ったのでした。
昼食に冷たいうどんを食べたかったもののフードコートは大混雑。妊娠中の妻の身体を思うと並ぶのは難しいと判断。
そこで自宅で酒井が作るか、車で帰宅する途中でいい店があれば入る、というに二択になりました。
酒井「国道41号を車で走っていたら、ベタな○○製麺みたいな店があったの。そういう店って、最初に『○○うどん』って注文して、受け取ったらそのままレーンをスライドして、天ぷらやおいなりさんを取って、食べる前にお会計してから席について食べて帰るスタイル」
妻と自分の分を注文して、お会計をして席に着こうとしたところで見知った後輩芸人がいることに気付きます。
それは、東京吉本所属の「なでなでボーイ」みずの☆彡(きらり。以下、みずの)でした。ちょうどみずのもGWで帰省しており、偶然にもたまたま入ったうどん屋で会ったのでした。
後輩にどうおごるか問題
お互いに挨拶して言葉を交わした後、酒井は妻と席に着きうどんを食べ始めますが、重大な問題に気付きます。
酒井「芸人って同じ店に入って、後輩がご飯食べてたら、おごってあげたいんですよ。おごる文化だし。通常なら、後輩の机の伝票をサッと取って『会計しとくから帰りな』みたいな感じなの。でも…」
うどん屋は先会計。既にみずのさんは会計を済ませています。先輩として声をかけた以上、おごりたくてもおごれない状況でした。
サイドメニューでも持ってきて差し入れようかと思うも、どうもしっくりきません。
困った酒井は妻に「どうしたらいいと思う?」と相談。妻からは「気持ちだけ見せてあげたらいいんじゃない?」という回答をもらったものの、ここで「気持ちとは何ぞや?」と考えます。
考えた末、財布にお札が一万円札2枚と千円札1枚入っていた中から千円札を取り出したのでした。
本当は二千円くらい渡したかったといいますが、一万円札ではないあたりに、普段から金欠を嘆く芸人の素顔も滲みます。
酒井「芸人って同じ店に入って、後輩がご飯食べてたら、おごってあげたいんですよ。おごる文化だし。通常なら、後輩の机の伝票をサッと取って『会計しとくから帰りな』みたいな感じなの。でも…」
うどん屋は先会計。既にみずのさんは会計を済ませています。先輩として声をかけた以上、おごりたくてもおごれない状況でした。
サイドメニューでも持ってきて差し入れようかと思うも、どうもしっくりきません。
困った酒井は妻に「どうしたらいいと思う?」と相談。妻からは「気持ちだけ見せてあげたらいいんじゃない?」という回答をもらったものの、ここで「気持ちとは何ぞや?」と考えます。
考えた末、財布にお札が一万円札2枚と千円札1枚入っていた中から千円札を取り出したのでした。
本当は二千円くらい渡したかったといいますが、一万円札ではないあたりに、普段から金欠を嘆く芸人の素顔も滲みます。
先輩としての対面は保ったけど…
先に食べ終わったみずのが「お先に失礼します。東京で何かあったらまたお願いします」と言って帰りかけたところで、酒井はみずのさんの手に千円札を握らせようとしました。
しかし、みずのは両手でお盆を持っているため握らせることは不可能。
そこで、みずののズボンのポケットにねじ込もうと考えますが…。
酒井「低めの体勢でタックルをするかのように、千円札を後輩のズボンのポケットにねじ込もうとする俺、お盆をちょっとどかせながら『ダメです!酒井さん、こんなのもらっちゃダメです!』と叫ぶみずの。でら恥ずかしかった」
何とかポケットに千円札をねじ込み「これでコーヒーでも飲め!」と先輩らしい体面を保つことができた酒井。
しかし帰るみずのから「うどん屋ではおごれませんもんね…」と言われたことが一番恥ずかしかったとか。
妻に「どうしたらいい?」とヒソヒソ相談していたたことも、どうやって先輩としての体面を保とうとしたかも、一万円札ではなく千円札になった経緯も、恐らく全部みずのに見られていたと思うと、いたたまれない気持ちになったのでした。
最後に酒井は「うどん屋さん、お願いだから芸人が行くタイプの店だけでいいから後払い制にしてくれ!」と絶叫。リスナーにも、誰か後輩に出くわしてもいいように「ポチ袋に二千円くらい入れて持ち歩けば安心」とアドバイスを送るのでした。
(葉月智世)
しかし、みずのは両手でお盆を持っているため握らせることは不可能。
そこで、みずののズボンのポケットにねじ込もうと考えますが…。
酒井「低めの体勢でタックルをするかのように、千円札を後輩のズボンのポケットにねじ込もうとする俺、お盆をちょっとどかせながら『ダメです!酒井さん、こんなのもらっちゃダメです!』と叫ぶみずの。でら恥ずかしかった」
何とかポケットに千円札をねじ込み「これでコーヒーでも飲め!」と先輩らしい体面を保つことができた酒井。
しかし帰るみずのから「うどん屋ではおごれませんもんね…」と言われたことが一番恥ずかしかったとか。
妻に「どうしたらいい?」とヒソヒソ相談していたたことも、どうやって先輩としての体面を保とうとしたかも、一万円札ではなく千円札になった経緯も、恐らく全部みずのに見られていたと思うと、いたたまれない気持ちになったのでした。
最後に酒井は「うどん屋さん、お願いだから芸人が行くタイプの店だけでいいから後払い制にしてくれ!」と絶叫。リスナーにも、誰か後輩に出くわしてもいいように「ポチ袋に二千円くらい入れて持ち歩けば安心」とアドバイスを送るのでした。
(葉月智世)
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