酒井直斗のラジノート

「つボイノリオの後釜を狙う名古屋芸人」として爪痕を残せなかったピン芸人

先日『週刊さんまとマツコ」(TBS系)から「名古屋芸人」について取材されたものの、スタジオ出演の座を大前町田(大前りょうすけ・町田こーすけ)に奪われたピン芸人・酒井直斗。

4月3日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、2週に渡り放送された「名古屋芸能事情」を振り返ります。

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映ったのは一瞬

1月に『週刊さんまとマツコ』から1時間半に渡るオンライン取材を受けていた酒井。

1週目の放送では、大前町田にスタジオ出演の座を奪われた上に、自分のインタビュー内容が全く放送されませんでした。

酒井「大前さんに『俺は2週目に出てますか?』って確認したの。そしたら『酒井君の写真が出てたで』って言われたの。
これは期待できるぞと思って、先日の日曜日に関東で放送された分の見逃し配信を観たの」

大前りょうすけの言葉を信じ、期待を胸に見逃し配信でチェックした酒井。
確かに大前の言葉通り、酒井の写真がフリップに出ました。しかし、映ったのは一瞬だけ。トークには酒井の名前すら出てこなかったのでした。

世間に爪痕を残せなかった…

酒井の写真は「つボイノリオの後釜を狙う名古屋芸人のひとり」として使用されました。

酒井「名古屋芸能界のラジオ事情の話になったの。そこでCBCの看板番組『聞けば聞くほど』のパーソナリティを30年担当されている、つボイノリオさんの後釜を狙う男たちということで、パンサー・向井慧さんと、大前りょうすけさんと、酒井直斗の3人の写真が映った」

しかし、そのトークで向井と大前の話題は出たものの、酒井には触れられないまま次の話題へ。本当にわずか一瞬の出来事でした。

悲しくなった酒井は、せめて世間に爪痕が残せたかどうか気になり、「週刊さんまとマツコ」「酒井直斗」「直斗」など、思いつく限りのキーワードでSNSをエゴサーチ。

X(旧Twitter)には「酒井君の写真出て来た!」とのポストがわずか2件だけあったとのこと。

ありがたくないお祝い

悔しい結果に終わった酒井ですが、妻が第一子を妊娠したこともあり、これから馬車馬のように働かなければならない状況です。

放送当日も大須演芸場で出演した際に、支配人や芸人仲間から祝福の言葉を受けた酒井。

名古屋吉本に所属しているアンダーポイントの本美大からも「酒井君、来週までには送るから」声を掛けられました。
同じ事務所の先輩や仲のいい芸人ならともかく「わざわざ気を使ってもらわなくても…」と思ったそう。

酒井「『いやいや、そんな悪いですよ』って固辞したのに、本美さんは『遠慮せんでいいから』って言ってくださるの。ありがたいなぁと思ってジーンとしてたのに…本美さんが『こどもの名前のリスト送ったるから』って言ったんだよ」

「来週までに送る」のはお祝いではなく名前リスト。とっさに「そんなもん、いらん!」との言葉が出てしまった酒井に、「なんでいらんの?世界に通用しそうな名前を考えてリスト送ったるから」とゴリ押しする本美。

自分は世界に通用するどころか、東海地方でもやっとの名古屋ローカル芸人。まだ見ぬ自分の子が世界を目指すことになっている前提に、「喜んでいいのか悲しめばいいのか複雑な気持ちになった」とぼやきました。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2024年04月03日22時02分~抜粋

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