酒井直斗のラジノート

後輩に気持ちよく奢りたいのに…ピン芸人の切ない懐事情

芸人の世界では、年齢に関係なく芸歴が上の先輩が後輩とご飯に行った場合、全額おごるのが慣例です。

名古屋で活動するピン芸人・酒井直斗も先日後輩芸人2人と食事に出掛け、先輩として食事代を支払いました。
1月17日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、その時の心境を明かします。

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後輩におごらなきゃいけないけど…

酒井が誘ったのは「空飛ぶリビング」のふくしま君と、「ピカソ」のひとしザ・ワールドのふたり。

酒井「仲のいい後輩っていうと、これくらいなのよ。ご飯に行くなら、この2人を誘うって感じで」

芸人の世界では後輩とご飯に行った場合、自分が売れていようがいまいが、先輩が全部おごるのが通例です。
小遣い制のため、手持ちの金額に不安のあった酒井、向かった居酒屋でちょっとした心配を抱えていました。

タッチパネルを握りしめたふくしま君が次々と注文していく様子を見て、酒井は「いったいいくらになるんだろう」と不安になりました。
ふくしま君がタッチパネルから手を離したところでサッと手に取り、履歴から現在のお会計額をそっとチェックした。

最初の注文が終わった段階で5700円。
金額に驚いたものの「最初から頼み過ぎだろ!」とも怒れず、悶々とした気持ちだったとか。

予想を超えた金額に大慌て

せめておいしそうに食べてくれたらよかったものの、自分が頼んだメニューに「これはもうちょっと焼いてほしかったな」などとケチをつけるふくしま君。

酒井「もう片方のひとしは可愛くて『これ、めっちゃうまいっすね!こんなうまいの初めて食べました!』ってずっと言ってくれるんだけど…。でも俺、ひとしをこの店に4回くらい連れてきてるんだよ」

注文は1回では終わらず、ふくしま君がまたもやタッチパネルを手に2回目の注文を始めたのでした。
慌てて「もういいだろ!」と制止してタッチパネルを取り上げ、現在のお会計額を確認すると9400円。

7000円くらいで収めたいと考えていた酒井でしたが、予想をあっさり超えた金額にがっくり。
世の先輩芸人で、自分と同じように金額におびえる人はどれくらいいるんだろうと嘆くのでした。

次はもう一人の後輩がぶちかます…

結局、居酒屋では12000円を支払った酒井。小遣い制の自分にとってはきつい金額でした。やれやれ…と思ったのもつかの間、後輩からこんなひと言が。

酒井「ひとしが『直斗さん、次どこ行きます?僕的にはラーメン行きたいっすね』って…もう俺、本当に嫌、払いたくないって思ったけどさ。ここで俺が帰ったら名古屋お笑い界に『直斗さんは2軒目に行かず帰るダサ男』って評判が立つから、無理して行ったよ」

2軒目で酒井はラーメンだけ注文。ふくしま君はさっきの居酒屋ではずっとソフトドリンクだったのに、ここに来て高めのノンアルコールビールを注文。さらにひとしはラーメンよりも高いローストビーフ丼を注文。

2軒目の会計額は5400円、2軒合わせて17400円。
「払うのは構わない、せめておいしそうに食べて、楽しい話で場を盛り上げてくれ!」と叫ぶ酒井。
後輩たちが終始話していたのは、名古屋お笑い界のちっちゃいイザゴザだったと嘆いたのでした。

最後に酒井はリスナーに「先輩におごってもらったら、お礼のLINEやメールはしておこう」と呼びかけました。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2024年01月17日22時04分~抜粋

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