「大須生まれ、大須生まれの名古屋で活動するピン芸人」と自称する名古屋出身のピン芸人・酒井直斗。
最近、生まれ育った大須商店街に貢献できる仕事を依頼されたそうです。
10月18日のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、長年の夢を叶えたものの、舞台裏で知った事実を告白しました。
「地元商店街で恩返し」と気を吐いたピン芸人、思わぬ真実を知る
地元商店街の一大イベント
10月14日と15日、酒井の地元である大須商店街で「第44回大須大道町人祭」が開催されました。
商店街が一丸となり、大道芸人があちこちで芸をするという一大イベントです。
酒井が抜擢されたのは、特別企画「名古屋天下一綱引き」の司会。
酒井「これですよ!俺が大須で仕事したいとずっと思ってたのに、大須商店街の地元アイドルOS☆Uがずっと仕事してたの。彼女たちに勝ちたいと思って、俺は芸能界に入った」
この仕事の依頼は、事務所経由ではなく友達の母からでした。
ちょっとした用事を頼むかのようにお願いされ、面食らったという酒井ですが、生まれる前から商店街が力を入れているイベントだけに引き受けたそう。
商店街が一丸となり、大道芸人があちこちで芸をするという一大イベントです。
酒井が抜擢されたのは、特別企画「名古屋天下一綱引き」の司会。
酒井「これですよ!俺が大須で仕事したいとずっと思ってたのに、大須商店街の地元アイドルOS☆Uがずっと仕事してたの。彼女たちに勝ちたいと思って、俺は芸能界に入った」
この仕事の依頼は、事務所経由ではなく友達の母からでした。
ちょっとした用事を頼むかのようにお願いされ、面食らったという酒井ですが、生まれる前から商店街が力を入れているイベントだけに引き受けたそう。
仕事が依頼された本当の理由
前日の夜、打ち合わせのために商店街連盟の事務所に向かった酒井。
ところが、事務所内の様子が何だかおかしいことに気づきます。
商店街の重鎮たちが一堂に会して真面目に話し合いをしていると思いきや、事務所のあるビル3階まで行くと、大騒ぎしている声が聞こえました。
事務所に入ると、おじさんたち全員が法被を着て、酒盛りで出来上がった状態。
酒井「酔っぱらったおじさんたちに『あんたが司会してくれる酒井君?綱引きは今池商店街との戦いやからね、厳正な司会で大須を勝たせてくれよ』って言われた」
「厳正な司会」でどうやって大須を勝たせればいいのかわからず、戸惑いつつも「任せてください!」と言ったそうですが、おじさんたちは酒井の言葉を聞いていません。
そこへ大須演芸場に出演している女性講談師の旭堂鱗林さんが姿を見せ、酒井にこんなことを明かしたのです。
「明日の綱引きの司会、本当は先に私のところに依頼来てたの」
他の仕事とダブルブッキングしていた旭堂さんに代わり、酒井が抜擢されたそうです。
酒井にとっては知りたくなかった事実でした。
ところが、事務所内の様子が何だかおかしいことに気づきます。
商店街の重鎮たちが一堂に会して真面目に話し合いをしていると思いきや、事務所のあるビル3階まで行くと、大騒ぎしている声が聞こえました。
事務所に入ると、おじさんたち全員が法被を着て、酒盛りで出来上がった状態。
酒井「酔っぱらったおじさんたちに『あんたが司会してくれる酒井君?綱引きは今池商店街との戦いやからね、厳正な司会で大須を勝たせてくれよ』って言われた」
「厳正な司会」でどうやって大須を勝たせればいいのかわからず、戸惑いつつも「任せてください!」と言ったそうですが、おじさんたちは酒井の言葉を聞いていません。
そこへ大須演芸場に出演している女性講談師の旭堂鱗林さんが姿を見せ、酒井にこんなことを明かしたのです。
「明日の綱引きの司会、本当は先に私のところに依頼来てたの」
他の仕事とダブルブッキングしていた旭堂さんに代わり、酒井が抜擢されたそうです。
酒井にとっては知りたくなかった事実でした。
長年の夢は叶えたけど
代役と知ってがっかりしつつ、段取りを打ち合わせて迎えた当日。
早目に着いて、商店街を歩き回りながらこども時代の思い出に浸っていると、いつもと違う景色に見えてきたそうです。
酒井「ようやくこうやって地元のお祭りで司会ができるようになったのは嬉しいな、今日は俺がしっかり仕切って盛り上げるんだ!って思ってた」
観客たちも集まり、商店街の面々も気合を入れている中にやって来たのは、緑の法被をまとったライバル・今池商店街の人たち。
バチバチと始まる前から火花を散らすのを見て、酒井のテンションも高まります。
ところが司会としてあいさつした後、段取りと違う事態が次々と起こったそうです。
動揺を見せることなく何とか進行しましたものの、終わった頃には疲労困憊だったという酒井。
長年の夢は叶えたものの、その内容は想像以上にハードだったようです。
(葉月智世)
早目に着いて、商店街を歩き回りながらこども時代の思い出に浸っていると、いつもと違う景色に見えてきたそうです。
酒井「ようやくこうやって地元のお祭りで司会ができるようになったのは嬉しいな、今日は俺がしっかり仕切って盛り上げるんだ!って思ってた」
観客たちも集まり、商店街の面々も気合を入れている中にやって来たのは、緑の法被をまとったライバル・今池商店街の人たち。
バチバチと始まる前から火花を散らすのを見て、酒井のテンションも高まります。
ところが司会としてあいさつした後、段取りと違う事態が次々と起こったそうです。
動揺を見せることなく何とか進行しましたものの、終わった頃には疲労困憊だったという酒井。
長年の夢は叶えたものの、その内容は想像以上にハードだったようです。
(葉月智世)
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