酒井直斗のラジノート

「大人の休日」を気取って旅先で見舞われたピン芸人の悲劇

もうすぐ30歳になるピン芸人の酒井直斗は、理想の「大人の休日の過ごし方」を実践したことを報告。
果たして期待通りの休日となったのでしょうか?

10月11日のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』より。 

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「大人の上質な一人旅」に憧れ

もうすぐ、30歳の誕生日を迎える酒井。この節目を前に「大人」について学びたいと考えているそうです。

酒井「ちょっと前に、1日休みがあったの。1日休みの時は基本的に、家で朝からお酒を飲んで、ネットフリックスやアマゾンプライムを見るって過ごし方をしてるんだけど…」

こんな過ごし方では大人と言えないと思った酒井、妻に「次の休みは大阪へ日帰り一人旅に行ってくる」と宣言しました。

大阪へは近鉄特急「ひのとり」で行こうと思い付き、朝7時20分に近鉄名古屋駅を発ち、9時半頃大阪なんば到着予定で計画を立てました。

「ひのとり」のデラックスシートは座席の幅も間隔も広く、身体の大きな酒井でも快適に脚を伸ばせるリクライニングなど贅沢な仕様です。

名古屋駅でお酒とおつまみを購入し、事前に金券ショップで購入してあった乗車券で「ひのとり」に乗車。
この時まで酒井は、座席でくつろぐ贅沢な自分の姿を思い描いていたのですが…。

大人の電車タイム崩壊

優雅な大人タイムのBGMとして、車内で朝のおしゃれなFMラジオ番組を聴こうと考えた酒井ですが、ここから「大人の一人旅」が崩壊し始めます。

酒井「イヤホンを忘れてきたの。あれ?俺イヤホン忘れてる、これは大人じゃねーなって」

仕方なくリュックから本を取り出して読書しようと思いつきます。入れていた本は古舘伊知郎さんの『喋り屋いちろう』。
まず朝食を済ませ、お酒を楽しみながら読書に耽るプランに変えました。

津駅(三重県津市)で隣の席に女性が乗ってきました。
ふと見ると、彼女が手にしていたのは文庫本。一方『喋り屋いちろう』は新書サイズで大判。
文庫本の方が大人っぽく見えて、一方的に敗北感を覚えた酒井。

気を取り直して読書に入ったものの、気づくと寝落ち。
「大人」というよりただの「おじさん」になってしまいました。

最後に待っていた最大の悲劇

本を床に落として爆睡してしまった酒井、目を覚ますと「ひのとり」は大阪の鶴橋駅を出発。終点のなんば駅までは十数分で到着します。

結局『喋り屋いちろう』は2ページしか読めず、無理やり「車内で本を読んだ俺は大人」と思うことにし、下車の準備を始めるところで、とんでもないことに気づきます。

乗車券がないのです。

最近の酒井は交通系ICカードで乗り降りしており、乗車券で改札を通ったのは久しぶり。また乗車券を使うこともありましたが、その時は同行者に預けていたとか。
どうやら、改札で取り忘れたことに思い当たります。

「乗車券の取り忘れ」というこどものようなミスに「普段の行動によって結果が生まれる」と大人の心構えを学ぶハメになった酒井。
なんば駅の改札で駅員に事情を説明しましたが…。

酒井「『じゃあもう一度お支払いいただきます』って。せっかく金券ショップで安く買ったのに…通常料金でまた支払ってる俺って」

いきなり悲劇から始まった大人の一人旅でした。
(葉月智世)
 
酒井直斗のラジノート
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2023年10月11日22時03分~抜粋

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