酒井直斗のラジノート

コミックバンド・四星球は、段ボールで何でも作れます!?

名古屋出身・在住のピン芸人、酒井直斗がお送りする『酒井直斗のラジノート』。

2/10の放送では、4人組コミックバンド「四星球」(スーシンチュウ)の皆さんがゲスト出演しました。
メンバーは、“シンガー”担当の北島康雄さん、ベースのU太(ゆうた)さん、ギターのまさやんさん、ドラムのモリスさんです。

ボーカルではなく、シンガーという北島さんの肩書きに、早速酒井が食いつきます。

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ドラゴンボール?何それ?


と言っても、あまり深い意味はありません。
バンドで歌う人がみんなボーカルという名称で呼ばれている中、戦っていくのは厳しいので、シンガーと名乗れば競争相手もいないだろうという理由からだそうです。
実質、変わらないとは思われるのですが、“一筋縄ではいかない感”が漂いますね。

さて、2002年に徳島県で結成されたこの四星球。バンド名の由来は、ピンと来た人もいるでしょう、あの世界的人気のマンガ・アニメ『ドラゴンボール』から来ています。
7個全て集めるとどんな願いも叶えられるというドラゴンボール。そのうちのひとつ、四つの星が描かれた“四星球”を主人公・孫悟空が持っていたことから物語が始まります。

しかし酒井はピンと来ません。なぜなら彼はドラゴンボールを全く読んでいないからです。

1984年に雑誌連載がスタートし、1986年からアニメ化されているドラゴンボール。24歳の酒井にとっては「全く世代ではない」と言います。
ただ、その後も単行本は発行され続け、アニメシリーズは新作やリメイク版が作られ続け、現在も新作『ドラゴンボール超(スーパー)』が放映されています。触れる機会はいくらでもあるはず。

しかも、原作者の鳥山明氏は、酒井と同じ名古屋市出身。さらに酒井の出身高校に、鳥山氏の息子さんも通っていたのではないかという噂もあるとか。あくまでも噂ですが。
噂とはいえ、多少は興味を持つものですが、「有名OBではイチローや工藤公康がいるし、別にいいか」と思ったんだそう。
そもそも酒井は、マンガそのものにあまり興味がなく、単行本を完読したのは『少年アシベ』のみ。四コママンガです。

ただ、あの明石家さんまさんは、番組MCとして若手と話を合わせられるように、50歳を過ぎてから『ドラゴンボール』『ワンピース』『ジョジョの奇妙な冒険』などを読破したそうです。酒井が笑いの幅を広げるために、手を伸ばしてみるのも一興かもしれません。

まさかのマニアックなつながり


「ドラゴンボールから名前を取った四星球の皆さんも、そんなに名古屋に思い入れないですよね」と、酒井が反撃に出ます。

口々に答える四星球の皆さん。

「そんなことないですよ。仲がいいバンドもいますし」
「バンド名言ってもわかるかなあ」
「『CRAZY興業』って言うんですけど」

「クレイジーこうぎょう!?知ってる知ってる!このCBCの近くのライブハウスでめちゃくちゃライブやってた!」と、酒井がヨダレを垂らしてまくしたてます。
マニアックなつながりが興奮させたようです。

四星球とCRAZY興業とはお互いバンド歴が10年くらいで、名古屋によく呼んでもらっては一緒にライブをやっていたとか。
最初はドラゴンボールの話で温度差があった四星球と酒井、すっかり打ち解けてしまったようです。

酒井「で、今日は何しに来たんですか?」
四星球の皆さん「おいっ!」

打ち解け過ぎな気も…。

来たのはもちろん、新曲のプロモーションのためです。
四星球は、1/31にファーストEP『鋼鉄の段ボーラーまさゆき e.p.』をリリースしました。
EPとは、昔はシングルより曲数が多く、アルバムより少ないレコードのことを指していましたが、今ではCDのミニアルバムを指しています。

今度は、この曲名の由来を聞いてみました。

まさやんさん「ウチらはコミックバンドで、ライブ中に面白いことを取り入れたりしてるんですけど、それに使う小道具を、僕がずっと段ボールで製作してるというのがあって(※タイトルの「まさゆき」は、まさやんさんの本名)、その一生懸命作ってる姿を見て、ボーカル…いや、シンガーの康雄が歌詞を書いてできた曲です」

うっかり言い間違えてしまったまさやんさん。酒井は逃しません。

「ボーカルって言ったじゃん!北島さん、ボーカルじゃないですか!」

シンガー呼びは北島さん個人のこだわりなので、他のメンバーには浸透しきれてないのでしょうか。いやいや、そんなことはない…はずです。

段ボールの創造主


そして3/3(土)には名古屋DIAMOND HALLでワンマンライブが行なわれます。
タイトルは『まさゆき絶体絶命のピンチ~段ボールのダイアモンド~』。

酒井「ピンチってどういうことですか?」
まさやんさん「いや、タイトルを決めてるのも、シンガーの康雄なんで…」
酒井「あ、シンガーさんが決めてるんですか?」

シンガーを強調する酒井。

「シンガーさん(笑)」
「みんな気を付けて!ボーカルと言わないように!」
「まさに絶体絶命のピンチ(笑)」

四星球の皆さんも、こんなにシンガーいじりをされるのが新鮮なようです。

北島さん「あの『鋼鉄段ボーラーまさゆき』で、“作れないものはない”と主張しているので、本当に作れないものはないのかどうかを、無理難題を受けてやってみようと」

ムチャブリのピンチということですね。そこで酒井から発注が。

酒井「じゃあ、“酒井直斗”を作ってください」
まさやんさん「すぐできますよ」
他のメンバー「酒井直斗くらいすぐできる。この子はすごいから」「指が自然に、無限に動きますよ」

身体が勝手に動くとは、まさに『ドラゴンボール超』でいうところの、“身勝手の極意”ではないですか。
ライブは『ラジノート』の放送日と同じ土曜日で、会場もCBCの近くということで、直接確かめに行こうかと企む酒井です。

エンタメ性抜群のバンド


まさやんさん「ライブがある3月3日はひなまつり。次の日は何の日か知りません?」
酒井「3月4日?」
まさやんさん「僕の誕生日なんですよ」
酒井「知らんわ!(笑)」
まさやんさん「これ秘密の情報ですよ。ラジノートだから言うんです」

いいえ、公式サイトにはしっかり載っています。
最後までテキトーなことを言っては周りを退屈させない、四星球の皆さんなのでした。
(岡戸孝宏)
酒井直斗のラジノート
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2018年02月10日22時29分~抜粋

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