1/20放送の『酒井直斗のラジノート』に、名古屋・栄を拠点とするアイドルグループ「SKE48」から、チームKⅡのリーダー・大場美奈さんがゲスト出演しました。
パーソナリティーの名古屋出身・在住のピン芸人である酒井直斗とは、仕事で何度も顔を合わせているということで、話は大盛り上がり。
前編では2人の初対面の時の話や、新曲「無意識の色」の話などが中心でしたが、後編ではSKE48の他のメンバーについてトークが弾みました。
SKE48・大場美奈が登場!グイグイしゃべりまくりました!(後編)
プロデュースは秋元康氏だけじゃない
「パフォーマンス、ライブ、MV(ミュージックビデオ)、ラジオ、全部いろいろなものを見ても、大場さんがSKE48にいてくれて本当に良かったなと思うんです」
酒井が改めて感謝の意を述べます。
例えば、ラジオの公開収録で「ウチには小畑(優奈)がいますから」と自信満々に言うところ。
大人数のアイドルグループなら、自分のキャラをしっかり押し出していきたいはず。そこを抑えて、他のメンバーにスポットを当ててあげる大場さんは、チームに欠かせない存在だなと。そう酒井は思うのです。
照れながら大場さんが答えます。
「いやいや。その場が楽しくなる。その場のみんながクスッと笑っちゃう事がしたいじゃないですか。芸人さんならわかるでしょ?」
「わかるわかる!」完全同意する酒井。
大場さん「自分の存在を出すことも大切ですけど、ウチには『須田亜香里』という自分を出す天才がいますし」
最近はすっかりメディア露出が増えて大活躍の、SKE48・チームEのリーダー、須田さんです。
大場さん「あそこにはかなわないから、自分は自分のやり方で、クスッと人を笑わせられる人になれば、『ああ、あいつ面白かったな』と後から思ってもらえるだろうし。メンバー70人いますから、自分の生かし方をいろいろ見つけていかないと」
セルフ・プロデュースが重要なんですね。
個性たっぷりSKE48
とは言え、実際はなかなか大変だと思われますが、「SKEは自分の売り方を見つけやすい場所」だと大場さんは語ります。
大場さん「王道のアイドルだけじゃなくて、いろんな人がいりじゃないですか。例えば、谷真理佳ちゃん。部屋が汚いだけで取り上げられ、テレビに出られる子がいたり」
あまりの部屋の散らかりように、AKBグループいちの“汚ドル”の称号を得た谷さんです。
大場さん「元キャバ嬢で、週刊誌にスクープされ、ファンの人を『臭い』と言って、NHKまで出られる、松村香織」
SKE加入前に、歌舞伎町のキャバクラに勤務していたことが写真週刊誌に報じられると、あっさり認めて逆にネタにした松村さん。
握手会で女性ファンから「ファンの体臭をどうにかしてほしい」と苦情が入ったことから、握手会会場に自腹で購入した制汗スプレーを置き、無臭握手会を成功させた松村さん。
その経緯がNHK『クローズアップ現代+』に取り上げられた松村さん。
その映像が「体臭」をテーマにした大学の講義で使われた松村さんです。
このように、いろんな可能性を先輩たちが導き出しているので、まだキャラができていない若い子たちでもそれを見て育ち、今後もどんどん新しいキャラが出てくるんじゃないかと、大場さんは考えます。それがSKE48の魅力なので、ずっと見てたら楽しみも増すということです。
そして酒井いわく、若手で有望株なのが鎌田菜月さん。新曲「無意識の色」で初めて選抜メンバーとなった彼女は、今年ブレイクが期待されています。
将棋に興味を持ち、2016年にはまだブレイク前のあの”ひふみん”こと加藤一二三氏とステージ上で勝負したこともあるとか。
ただし勝負内容は”どうぶつしょうぎ”やダンス対決など、バラエティ色たっぷりだったようですが。
他にも競馬や歴史など、いろんなものに手を出している鎌田さん。”広くて浅いな”とメンバー内ではからかいつつも、趣味を手広く持とうとする探究心には、大場さんも脱帽しているのでした。
まさかの直接交渉
名古屋・栄のサンシャイン サカエ2階にある、SKE48劇場。ここでは連日、ライブが行なわれています。
ここにぜひ観に来てほしいと大場さんは力説します。
「あの劇場に観に来た人を、ファンにさせない自信がない…?」
難易度の高い二重否定がきました。つまりは「絶対にファンにさせる」ということですね。
改めて大場さんに言ってもらいましょう。
「あそこに入って、私たちの公演を2時間観たら、絶対虜にする自信がある!映画を観る感覚でいいので、来てほしいです」
CBCラジオで毎週月曜日夜8時半から放送されている『SKE48 観覧車へようこそ!!』では、公開録音の司会で酒井もたまに出演しています。
「公録のみですか?寂しいなー。やっぱこっち(ラジノート)に来るしかないな」と言ってくれる大場さんに、「こっちにいっぱい来てくださいよ!」と酒井も大歓迎。
大抵、こういうのは社交辞令で終わるものですが、人見知りから覚醒した大場さんは違います。グイグイ押してきます。
大場さん「すぐ事務所に帰って、スケジュール担当に言いますよ。『酒井さんのラジオ押さえてください』って」
酒井「ぜひお願いしますよ」
大場さん「2時間(放送時間全部)出して」
酒井「2時間!?よく分かんないコーナーとかやってるよ、この番組」
大場さん「黙って見てるから。放送ブースからは絶対に出ない。隙あらばしゃべろうとする。私、ホントいろんな話できるから!」
このすごい押しに、ディレクターも社交辞令ではないと確信しOKサイン。契約成立です。
それにしても大場さんの自分を売り出す力、もはや須田亜香里さんに負けていないのでは…?
(岡戸孝宏)
関連記事