酒井直斗のラジノート

Brian the Sunから聞いた、ベーシスト100人が集まる飲み会

名古屋出身・在住のピン芸人、酒井直斗がお送りする『酒井直斗のラジノート』。

11/25の放送では、4人組のロックバンド、Brian the Sun(ブライアン ザ サン)から、ボーカル&ギターの森良太さんと、ベースの白山治輝さんがゲスト出演しました。

11/5リリースの新曲「カフネ」が、アニメ『3月のライオン』のエンディングテーマに使われているので、聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。

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他の2人はいずこ?


Brian the Sunのメンバーは他に、ギターの小川真司さん、ドラムの田中駿汰さんがいます。

1年ほど前、酒井が担当していた別番組にゲスト出演した際は、メンバー全員が来てくれたのに、なぜ今回は2人だけなのか?
酒井がツイッターをチェックしたところ、田中駿汰さんは今しがた「やったー!TBSラジオで『カフネ』を推薦曲に選んでもらったー!わー!」とつぶやいていたそうです。

「ツイッターを触ってるってことは、ヒマでしょ?来れるでしょ」と酒井が疑問をぶつけます。
「ヒマなんじゃないですか?」「それか、将棋してるかのどっちか」と森さんと白山さんが答えます。

どうやら、バンドの中で森さんと田中さんが将棋にハマっているそうで、移動中にずっと指しているのだとか。
アニメ『3月のライオン』は将棋を題材にした作品だということが、影響しているのかもしれません。

へそ天酒井を放置


田中さんが何をしているのかはさておき。
Brian the Sunは2007年に結成して以来、めでたく10周年を迎えました。メジャーファーストアルバム発売やフェスなど、記念の年にふさわしい活躍をしています。

そんな鋭意活動中のお2人に、酒井がシビレを切らしておねだりします。
「前回、インタビューが終わってから、森さんが『次にゲストで来た時は、もっと酒井さんのことをイジれますね』と言ってくれたんですよ」

"楽しく話ができたから、次からはもっと親密になれますよ"というラブコールと捉えた酒井は、「さあ、もっとイジッて!」言わんばかり。ペットの犬や猫が腹を天井に見せて「なでて~」という、いわゆる"へそ天"状態です。

しかし森さんは「すっかり忘れてました。今言われてもピンとこないです」と塩対応。
白山さんが辛うじて「言ってましたねー。何か、KANA-BOON(カナブーン)の話とかしたと思うんですよね」と思い出してくれました。

4人組ロックバンドKANA-BOONとは、酒井もBrian the Sunも両者共に親しい間柄だということがわかり、「イジレるやん」というくだりになったらしいです。

今年初め、KANA-BOONのボーカル・谷口鮪(たにぐち まぐろ)さんと宅飲みしたという森さんと白石さん。ただし一緒ではなく、それぞれ別の日だったとか。

「みんなでワーッと集まって飲むとかないんですか?」と酒井が尋ねます。
どうも、森さんも谷口さんもそういうのは苦手らしく、さらに言えば、ボーカル同士で飲むのは面白くないと森さんは断言するのです。

100人で飲みたいな♪


ボーカル同士は、独自の世界観やアツい思いがあるため、曲の作り方などをほじくられたり語ったりするパターンに陥りやすく、面倒でカドが立ちやすいんだそうです。森さんと谷口さんのように昔からの知り合いならまだいいのですが。
なので結局、トラブルを避けるべく深入りせず、あまり話すことなくただ飲んでるだけになってしまうんだそう。

一方、ベーシストやドラマーは社交的な人が多いようで、ベーシストが100人くらい集まる「ベース会」という飲み会があると白山さんは語ります。もちろん「ドラマー会」もあります。「ボーカル会」はありません。

独自の世界観を掘り下げられるのがイヤなら、この放送でインタビューされるのもイヤなのでは?
酒井はそんな不安を口にしますが、「これは全然楽しい。電波に乗っかってみんなが聞いてくれるから」と森さんは和ませてくれるのでした。

というわけで新曲をちょびっと掘り下げます。
「カフネ」はアニメ『3月のライオン』のために、原作マンガの単行本を読んで森さんが書き下ろしたものです。
「自分だけの思いというより、作品と自分とが重なる部分を曲にしたいと思って書きました」と言う森さん。

「メジャーファーストアルバム『パトスとエートス』のイメージと違う、Brian the Sunのトゲトゲしい部分がない、あったかいイントロ」に酒井は驚いたと言います。優しい曲調が意外だったと。

酒井「こういう曲を書くのに苦労しなかったんですか?」
森さん「そうですね、苦労はしないですね。曲を書くのは好きなんで」
白山さん「元々、森良太の中にこういう要素はあって。シングルの表題曲として出すのは珍しいんですけど、僕らメンバー的には、このポップさや切なさが森良太から生まれても何ら不思議じゃないんです」

将棋で例えると、振り飛車で積極的に攻める戦法ばかりだったのが、実は居飛車でじっくり攻めるのも得意だった、みたいなものでしょうか。

Brian the Sunの奥深さに、酒井も「参りました」と投了する思いだったことでしょう。
(岡戸孝宏)
酒井直斗のラジノート
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2017年11月25日21時39分~抜粋

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