酒井直斗のラジノート

ファンキー加藤、新曲プロモーションが場外乱闘に!?

名古屋は大須出身の若手芸人・酒井直斗が、東海三県の魅力や次代のミュージックシーンを盛り上げていく生ワイド番組『酒井直斗のラジノート』。

11/11は、新曲「冷めた牛丼をほおばって」をリリースしたばかりの、ファンキー加藤さんがゲスト出演しました。
酒井は、FUNKY MONKEY BABYS時代から加藤さんの大ファン。2013年のインストアライブで酒井が司会を担当して以来、2人は交流があるそうです。

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新曲の話は後回し


実はこの2人、共通の趣味があるのです。それはプロレス。
この日も収録前は、新曲の話はそっちのけでプロレス話しかしなかったんだとか。

前回、別番組で会った時のエピソードを、酒井が思い出します。
いつも青いつなぎを着ている酒井は当時、ゲスト出演者につなぎの上に一筆書いてもらうという企画を行なっていました。
加藤さんはその時「U-T頑張って」というメッセージを書いたといいます。U-T(ユーティー)とは、酒井の幼なじみで、ドラゴンゲートという団体に所属するプロレスラー。

酒井本人宛てへのエールじゃなかったことに苦言を呈する酒井に対し、加藤さんは「やっぱU-Tはケガとか大変な時期もあったんで、俺は酒井くんよりもU-Tを応援しようと。ドラゴンゲートは選手層も厚いんで、頑張って頂きたいなと思って」と弁解するのでした。

今でも、プロレスをたまに後楽園ホールに観に行くという加藤さん。
最近は、プロレスラーの鈴木みのるさんと仲良くなり、一緒に食事したりすることもあるそう。
それを聞いた酒井はうらやましそうに、どんな話をするのか尋ねます。

「もう、ファン時代の目線に戻っちゃうね。俺、普段あまりお酒は飲まないんだけど、その日ばかりは飲んで、ただのプロレスファンの質問を(笑)」と加藤さん。

「みのるさん!初代タイガーマスク・佐山サトルさんの身体能力って凄いんスか!?」「武藤敬司さんってマジでガチ強いスか!?」など、しつこく聞いてしまったんだとか。
ちなみに「武藤選手は強い」と答えていたそうです。

プロレス大好き芸人&ミュージシャン


これらの話を聞いて酒井も共感します。

「プロレスラーと飲む機会があると、ついいろいろ聞きたくなりますよね。僕も、ドラゴンゲートの斎藤了(りょう)選手に聞いたことがあって。望月成晃(まさあき)選手と対戦をして、最後に“真・最強ハイキック”という技を食らって負けたという試合があるんです。でもその翌年の試合では、真・最強ハイキックを返して、ドラゴン・スープレックスで勝ったんです」

早口でまくしたてる酒井に「うるせえなあ(笑)」とツッコむ加藤さん。

「うるせえなあ、はおかしいでしょ(笑)。で、『その時はどうだったんですか?』と聞いたら、『ハイキック以降、記憶がない』と」

これを聞いて加藤さん、「ホント、プロレスラーの凄いところで、記憶を飛ばしながらも身体が覚えてるっていう。大変な職業ですよ」と唸ります。

そんな加藤さん、「心はプロレスラー」という感覚でミュージシャンをやっているんだそうです。

加藤さん「何度つまづいても転んでも立ち上がっていく。“ヤングライオン”ですよ!」
酒井「ヤングライオンなんですね!黒のショートタイツってことですね!」

説明しましょう。
ヤングライオンとは、新日本プロレスに所属する若手選手の総称のこと。試合では黒のショートタイツ姿で臨むことが多いのです。

こんなコアなワードが飛び交う放送に、さすがにスタッフから「わかりにくい」と試合終了のゴングが鳴らされたようです。

加藤さん「ああっ、すいません(笑)。ちょっと!曲のプロモーションさせて!」
酒井「あーっ!忘れとったーっ!」

なかなか本題に入らないとは、場外乱闘さながらですね。

プロレスからプロモーションへ


新曲「冷めた牛丼をほおばって」は、サウンド面ではバンド感を意識したそうです。スタジオミュージシャンではなくバンド系のミュージシャンに、レコーディングというよりライブという感じで、エモーショナルに演奏してもらったといいます。
加藤さんも声が枯れるほど叫びに近い感じで歌って、疾走感や、前に出ていく力が強い楽曲になったと語ります。

Aメロは「タタタ、タタタ、タタタ」という三連符で、加藤さんはこれまであまり使わなかったリズムだそうですが、それが新しくて、逆にメッセージがまっすぐに届きやすいなと感じたとか。

歌詞は、デビュー前の25、6歳の頃に友だちや親から「いつまで夢見てるんだよ。早く現実を見ろよ」と言われた自分自身を思い浮かべて書いたのだそう。何回でも立ち上がるという内容の歌詞は、まさしくプロレスラー魂がこもってます。

そして酒井が更に感銘を受けたのが、同時収録されている「We Wish ~聖夜の街で~」。
クリスマスソングは、ファンモン時代に「ぼくはサンタクロース」という曲があるくらいで、あまり歌っていない加藤さん。
今回は既存のラブソング的な視点ではないテイストで作ったそうです。

『ラブ・アクチュアリー』という映画がありまして。クリスマスの空港を舞台にした物語で、一人一人の登場人物にスポットを当てていき、最終的にその物語が全部つながっているという。
そういう映画が好きだと言う加藤さんが、曲でもできないかなと思って作ったのだそう。歌詞には4人の登場人物がいて、実はそれが全部つながっているのです。

登場人物ごとに演奏も変えているため、「耳で聞くというより、耳で読んでもらいたい物語です」と、加藤さんはWishする(願う)のでした。
(岡戸孝宏)
酒井直斗のラジノート
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2017年11月11日22時24分~抜粋

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