酒井直斗のラジノート

LILI LIMITの牧野純平、最後の晩餐はレモンサワーと唐揚げ?

5人組ロックバンド、LILI LIMITのボーカル、牧野純平さんが7/8、CBCラジオ『酒井直斗のラジノート』に出演しました。

LILI LIMITは2012年に結成され、1年前の2016年7月にメジャーデビュー。今年の6月にはセカンドEP盤『LAST SUPPER EP』をリリースしました。
牧野さんとパーソナリティの酒井直斗とは、昨秋の別番組出演以来久しぶりの再会です。

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人たらしのアーティスト


前回のインタビューでは、「パワーアップするためにメンバーで合宿をしたのに、疲れ過ぎてマイコプラズマ肺炎にかかってしまい、パワーダウンしてしまった」という失敗談を披露し、酒井の心を惹きつけた牧野さん。

今回は開口一番、
「お久しぶりです。でもツイッターで酒井さんのことはよく見てるので。『最近こういうアイドルの人とインタビューやってんだなあ』みたいにチェックしてますよ」

なんと牧野さん、初めて会ったその日から酒井直斗が気になる存在になったのか、情報をちょこちょこ見ているそうなのです。

「恥ずかしーっ!恥ずかしいよーっ!自分の生活を覗かれてる感じがする!…まあ見せるために僕もツイッターやってるんですけどね(笑)」
と照れながら答える酒井。

“ずっと僕のことを見ててくれてたんだ”という意識を芽生えさせてしまうとは。牧野さん、なかなかのやり手です。

それは来てないのと同じ


一方の酒井も、「4月に名古屋で、LILI LIMITとCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)との対バンライブがあって、観に行かせてもらいました」と、誠意をアピールします。

「マジですか?来てくれたんだぁ」と喜ぶ牧野さん。

しかし続けて酒井がぶっちゃけます。
「先にCzecho No Republicがやって、その途中で『あー!仕事に行かなきゃ!』ってなって、結局LILI LIMITが見られず、ということでねえ…」

これには牧野さんも「来てないのと同じみたいな感じですよね」と、寂しそうにつぶやくしかありません。
「宿題はやったけど、持ってくるのを忘れました」という小学生の言い訳レベルですからね。

されど優しい牧野さん、「僕も、酒井さんのお笑いライブを観に行きたいから、いつかお互いのライブに行けるといいですね」とフォロー。

酒井も「おおーっ!じゃあ、サクラの人を80人くらい用意したライブにちゃんとお招きしようかなと思います」と、自虐ネタで笑いを誘い、すっかり場が和みます。牧野さん、やり手です。

唐揚げでアゲアゲ


2人の仲が温まってきたところで、新譜『LAST SUPPER EP』の話題に進みます。

1曲目に収録されているタイトルチューン『LAST SUPPER』。酒井は最初“ラスト・スーパー”と読み間違えたそうですが、ラスト・サパーの意味は「最後の晩餐」。
この曲名にはどういう意味が込められているのでしょう?牧野さんが解説します。

「大事な人との別れをきっかけにして、明日死なないように・明日死んでもいいと思えるように、一日一日の最後にはちゃんと食べたい物を食べよう、新しいステージに行くための“最後の晩餐”にしよう」
…そんな意味が込められているそうです。

次に、「最後の晩餐は何を食べよう」というような歌詞が入っていることから、牧野さんは最後に何を食べたいか、酒井が尋ねます。

牧野さん「何を食べようかなって、僕も歌詞を作りながら考えたんですけど、これ!っていうものがなかったんですよね。でも今さっき気づきました。結局、超高いステーキとかじゃなく、普通に習慣づいて食べてるものがいいと。僕、レモンサワーと唐揚げがメチャクチャ好きなんで、それでもういいみたいな」

酒井「レモンサワーと唐揚げ。最高っすね!」
牧野さん「最高でしょ?」
酒井「想像したら今欲しくなりますね。今日帰ったらそれを食べるっていうのも…」
牧野さん「今、頭の中に出てきましたね。出てきちゃった、あー、ヤバい!ああ、いいなあ、そうしよう!」

すっかり唐揚げでアゲアゲになる2人。

酒井「唐揚げはどういうタイプの?」
牧野さん「サクサクで、ニンニクがガツン!とくるような。次の日しんどいけど」
酒井「味付けがしっかりしているタイプの。だからこそ、ビールじゃなくサッパリしたレモンサワーでね。あーっ!食べたいっすー!」

ついに酒井の胃袋までつかんでしまった(?)牧野さん。やり手です。

最後の晩餐のあとは最初の朝食


EP収録1曲目では最後の晩餐だって言っているのに、2曲目の『LIKE A HEPBURN(ライク・ア・ヘップバーン)』では歌詞にすぐさま朝食が登場します。

これは、オードリー・ヘップバーン主演映画『ティファニーで朝食を』をモチーフにした曲です。歌詞の冒頭にはその代表的なファッション、リトルブラックドレスも登場します。

理想的な自分になることをあきらめる人が多いと、思っていたという牧野さん。人の目を気にしすぎて「私にはこんな恰好は似合わない」と思い込んでしまっている人に対し、「君は君らしくあったら一番いいんじゃないかな」という応援の気持ちが込められているのだそう。

朝食は一日の始まりだから、それをキッカケにこれからを進んでいこう。そんな思いで歌詞を書いたのだとか。

ちなみにこの曲は、くりぃむしちゅー有田哲平がMCのバラエティ『全力!脱力タイムズ』のエンディング曲に一時期使われていました。
その番組が大好きだという酒井は、関連曲が収録されていることにまたもやハイテンション。牧野さん、やり手です。

奪われたら奪い返せ!


酒井「そしてワンマンライブツアーがありますけれども。これ、タイトルぜひ教えてください」
牧野さん「はい。『LILI LIMIT presents Archive(アーカイブ)』」
酒井「おお~。アーカイブって読むんですね。また英語の読み方を勉強させて頂きました。これ、自分で読めない時は、相手に読んでもらうようにするっていうね」
牧野さん「あっ、上手ですね。フリが上手だわ」

最後にMCとしてのテクニックを披露し、ハートを奪われっぱなしの牧野さんからようやく一本取った酒井。
今度こそちゃんとライブに行って、しっかり牧野さんの心をつかんでほしいものです。
(岡戸孝宏)
酒井直斗のラジノート
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2017年07月08日22時24分~抜粋

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