12月30日放送の『CBCラジオ#プラス!年末スペシャル』では、日本全国の年末年始の様子や郷土料理、行事などをピックアップ。様々な地方に根付いた食文化や風習を、現地の方々から教えていただきました。
今回は福島県猪苗代町で大人気の飲食店「小西食堂」を営んでいる西村さんに、お話を伺います。
一度は食べてみたい、あのカツ丼
今回お話を伺った小西食堂さんは、一見街の定食屋さんという印象ですが、実は一風変わったメニューを提供しています。その名も「取り調べカツ丼」。
取り調べといったらカツ丼。カツ丼といったら取り調べ。昭和の刑事ドラマさながら手錠をかけられ、「ほら、これでも食え」と言わんばかりに提供されるほかほかのカツ丼。
それを取り調べを受けながら食べることができるという、ユーモアあふれる体験型メニューなのです。まさに全国どこにもない、唯一無二のサービスだといえるでしょう。
臨場感たっぷり
この取り調べカツ丼、細かい部分までこだわられています。
注文すると隣の旅館のロビーへ案内され、そこで「お前が犯人だな」と手錠をかけられるところから始まる訳です。
食堂では臨場感がありませんが、これならかなり世界観に没入できます。希望があれば令状も用意してくれるとのことで、どこまでも本格的です。
逮捕劇の脚本やシチュエーションは、利用客の希望があればリクエストもできるのだとか。犯人になりきったつもりで、「実は…」なんて供述しながらカツ丼を食べる。こども連れにも喜ばれそうです。
来店するお客さんの中には独自に凝った設定を作ってくる人もいるそうで、家族や友人で利用しても、盛り上がること間違いなしでしょう。
年の瀬に縁起を担いで
そんな小西食堂のある福島県で、年末年始に食べる郷土料理を紹介していただきました。福島県の中でも特に会津地方に伝わるその料理の名は「ざく煮」。
「ざくざく」、「ざくざく煮」とも呼ばれ、江戸時代から親しまれている福島県の郷土料理のひとつです。
その名の通り「小判がザクザク」、「農産物がザクザク」という商売繁盛、豊作の願いを込めた料理として、お祝いの席やお正月に食べられているようです。
家庭によって材料に差異はあるようですが、畑で採れた野菜や、地元の特産品であるタケノコやキクラゲを使うことが多いそう。
また、福島県は雪深い土地。その昔、厳しい冬の時期には保存食が重宝されたとのことで、その名残で帆立の貝柱も具材として親しまれているようです。
昆布と削り節のだしの風味がしっかりきいた、野菜たっぷりで身体がほっとする料理だとか。
来たれ雪女
また、年末年始にちなんだこんな行事も。
福中ノ沢温泉の近くにある温泉神社では、初詣に来る参拝客を迎えるため「お籠り」という神事が執り行なわれるそう。お籠りは夜中から明け方にかけて神社の中に滞在するというものです。
そして近年では、妖怪で町おこしをする活動が活発化しているという猪苗代町。その一環として行なわれている「猪苗代雪女まつり」も、この時期特有の催しなのだそう。
7年ほど前から開催されているこのイベントは、暖冬によりスキー場が雪不足で経営困難に陥っていたことをきっかけに始まったようです。
全国各地から雪女に扮した参加者が集まり、地元スキー場の豊雪を願って雪乞いを行なうのです。
福島県民の年末年始の過ごし方の一例を教えてくれた西村さん。あなたの地域では、どんな年末年始を過ごしますか?
(吉村)
CBCラジオ #プラス!
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2025年12月30日11時13分~抜粋