理想のクローザー像は?
松山投手にとって理想のクローザー像は、相手を寄せ付けない「横綱みたいなピッチャー」。
それにおいてはまだ自身はストレートの強さも変化球の精度も全てにおいて足りないと感じており、底上げが大事だと自己分析しているとのこと。
光山が話をして松山投手らしいと感じたのが、具体的な理想の選手を聞いた時です。
「誰かを設定しちゃうともう自分はそこを越えられなくなるので、こんなクローザーになりたい、この選手みたいになりたいっていうのはないです」
この返答にふたりはシビれた様子。
三浦「ゴールをあえて決めない、目標を決めないことの強さ!」
光山「うん、かっこいい」
1点を取られたら切り替えられる?
昨シーズンは8回の勝ちパターンで投げ、今年は9回のクローザーの役割を担っている松山投手。
最後に投げるというだけでやることは変わらないとした松山投手でしたが、抑えならではの思いも光山に話しました。
例えば3点リードで9回マインドを迎えた際に1点を取られた場合、いい意味で切り替えられるんだとか。抑えならではのマインドです。
松山投手の被打率は2割台半ばで決して低いとは言えません。
本人もこの数字を把握しており、2球種で投げてきた勝負球も、今後行き詰まった時には選択肢を増やす必要があるかもしれないと自身のプレーを見つめ直しています。
それでもここまで15セーブでリーグトップと抜群の安定感。
三浦「あの岩瀬仁紀さんも『いいんです、勝てば。それがクローザーなんです』って言ってたので、なるほどねと思って」
クローザーの役目は1点でも上回った状態でゲームを終わらせること。
中日ドラゴンズの新守護神はたとえ打たれても心配ご無用です。
(ランチョンマット先輩)