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熊本で半導体工場への就職が大人気!日本経済には好影響?

7月11日に朝日新聞が報じた記事によると、TSMC(台湾積体電路製造股份有限公司)の子会社でJASM(ジャスム)が、来年卒業予定の高校生向けの交流会で大きな人気を誇っていたとのことです。

TSMCは台湾の企業で、先端半導体の受託生産の世界最大手企業。
そのTSMCの工場が今年熊本で稼働する予定ですが、かなりの高待遇と話題になっています。

12日放送『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサーが今年ずっと気になっているニュースとしてTSMCを取りあげ、日本にもたらす影響などについて竹地祐治アナウンサーとともに解説しました。

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日本にも工場ができる

コンピュータやスマホはもちろんのこと、家電や自動車までありとあらゆるものに使用されている半導体。
先端半導体は21世紀の原油、デジタル油田と呼ばれるほど、今や私たちの生活になくてはならないものです。

先端半導体では台湾が一強でしたが、今年の2月に熊本、アメリカ、ドイツに工場ができたことが報じられました。

このニュースが報じられた時、山内は「大事なものを製造するという重要な役割について、日本がその一端を担えるのではないか」と明るい気持ちになったそうです。

選ばれた熊本のの地域では、土地やマンションの価格が上がったり、募集している人の時給が上昇したりと、急激に経済が活性化したことも話題となっています。

交流会は大盛況

JASMはTSMCが過半数を出資する合弁会社です。
朝日新聞の記事によれば、6月7日に熊本県で説明会を行った際、用意していた15席は瞬時に埋まり、立見も50人以上いたという人気ぶりだったとのこと。

JASMは来年600名以上の新卒採用を予定していますが、うち高卒者を100名以上採るそうです。
高卒者は学科不問で半導体の知識がなくても良く、基本給は19万円、3日働いたら3日休んで良いそうです。

ちなみに熊本県は最低賃金が全国37位の時給898円。この待遇はとりわけ良く映るのかもしれません。

就職に対する意識の変化

一方、山内が高校生の頃はエンターテイメント業界が輝いて見え、就職を考えた時に「わかりやすい世界、見えやすい業界を考えていた」と語りました。

今の高校生が半導体を勉強し、説明会に足を運ぶことについて「知識量や未来への備え方がしっかりしている」との感想。

一方、竹地は「昔と今とで就職に対する考え方が変わっていった」と語ります。

竹地「僕らの時代は終身雇用で、キラキラした会社に入りたいっていうようなところで選んでいったっていうのがあるんですよね。

(現在30歳ぐらいの人は)就職は一生そこって決まるものじゃなくて、自分がやりたいことをどんどんやっていけばいいからって、転職が当たり前という状況があって。

さらに今の18歳ぐらいの子たちは、自分が学科で何かやろうと思ってるんじゃなくて、キラキラしたものがそこにあるんだったら、それが半導体で熊本県菊陽町でなったら、そこに手を挙げて行ってみるかと。月収も魅力的だよねっていうことになる。

人も集まるし、そこにエネルギーみたいなものを感じるというのは、今日話題に取りあげられていることだけで聞いてもわかるような気がします」

また、同じ熊本県にある県立水俣高校では、来年度から半導体情報科を創設する学科改編が行われます。
企業の進出によって地方の経済環境が大きく変わっていく一例として、今後も注目していきたいものです。
(岡本)
 
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2024年07月12日07時05分~抜粋

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