CBCラジオ #プラス!

世界各国と比べると、日本には祝日が多いのか?

2024年のゴールデンウィークは4月27日~5月6日までで、最大10日間の連休を楽しむことができます。

4月26日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、山内彩加アナウンサー、竹地祐治アナウンサー、つボイノリオがゴールデンウィークの由来、世界と比較した祝日の数などについて深掘りをしました。

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GWは映画業界から生まれた

ゴールデンウィークが生まれたきっかけは昭和25年のこと。
朝日新聞で連載された獅子文六の小説『自由学校』が面白いと評判になっていました。

そこで映画会社である松竹と大映の2社が別々に『自由学校』を映画化し、5月の初めに公開しました。

どちらかがヒットし、どちらかがハズレという結果になるかと思いきや、両社ともヒットする結果になりました。

当時映画業界では、盆や正月しか収益が見込まれないとされていました。
しかし『自由学校』の成績が良かったことから、当時の大映の社長が5月初旬を「ゴールデンウィーク」と名づけ、翌年大宣伝を打ったということです。

そこからこの業界用語、宣伝用語が日本国中に広まり、ゴールデンウィークという文化が生まれたのです。

どんどん増えていく祝日

では、祝日はいつできたのでしょうか?

敗戦後の昭和23年に『国民の祝日に関する法律』が施行されました。
皇室の祭典などを行う日である「祭日」はこの時なくなったということです。

現在は16ある祝日ですが、昭和23年当時は9日だけでした。
はじめの9つは元日、成人の日、春分の日、天皇誕生日、憲法記念日、こどもの日、秋分の日、文化の日、勤労感謝の日。

竹地「そこに昭和41年、建国記念の日、敬老の日、体育の日ってのができ、何となく僕らイメージできるようになってきたいうことです」

2003年頃には3連休をなるべく作ろうという動きが見られ、祝日を月曜日に移行するハッピーマンデー制度が生まれました。
海の日、敬老の日などが挙げられます。

日本でもなるべく国民を休ませようという働きをしていたんですね。

日本は世界と比べて祝日多いの?

昭和の頃に比べると休みが増えた日本ですが、世界と比べるとどうでしょうか?

2024年のデータを見てみてると、日本は59の国と地域の中で20位タイ。
ミャンマー、中国などでは30日ほどありますが、一番少ないのはオーストラリアとメキシコの7日。

つボイ「オーストラリアの人ってのびのび生きてるからもっと休み多いかというイメージが…」

それもそのはず、休みは祝日だけでなく、有給休暇も含まれます。

欧米やオーストラリアでは有給休暇が取得しやすいため、一気にとってバカンスに行く方が多いです。
一方日本では有給休暇が少ない代わりに祝日を増やして対応しています。

どちらがいいのか、自身のライフスタイルによって好みが変わってきそうです。
(ランチョンマット先輩)
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2024年04月26日08時04分~抜粋

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