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会場の空席、ガラガラの握手列…乃木坂46 山崎怜奈が今考える、あの過去の意味

6月25放送のCBCラジオ『推シマシ』内「乃木坂46 山崎怜奈の『推しの1コマ』」は、自分自身の推しやリスナーの推しを紹介する通称「ザキ推し」。

新型コロナウイルスの感染防止策として、自宅からのリモート収録に臨んだ山崎。
ラジオ愛の深さから、自らこだわりの機材が揃えられています。

今夜は少し昔の話に思いを馳せる、ちょっぴりエモい話をお届け。

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たまにはこんな話も

「たまには、ちょっとくらいは真面目な話でもしようかなと思っています。6月が終わるということで、まるまる2ヶ月お家からお届けしたわけなんですけど。こうして1人で過ごす時間が増えると、あることを考えるんです」

特に『深夜に作業をしている時」や「寝る前とか、1人でご飯を食べている時」など自分の時間を過ごす中で頻繁に考えたというのが「自分が売れていなかった時」のこと。

売れている、売れていないの基準はそれぞれの解釈があるためいったん置いておくと前置きした上で、「もちろんタレントとしてはまだまだだからおこがましいんだけど、アイドルとしてライブのチケットや握手券の売り上げの話をしたいと思います」と語ります。

忘れられない光景

「よく思い出すのが『自分の目で見た光景』。数年前の乃木坂46のライブツアーの大阪公演を、過去にないくらいキャパを大きくして行ったんです。でも、客席の一部が黒幕で覆われてしまっていたのを見て、これだけチケットが売れなかったんだって思ったんですよね」

当日は平日だったこともありますが、スタンド席やアリーナの一部などが閉鎖され、当日券も売れ残る事態となりました。

「自分たちはステージからその空席を眺めることしかできなくて。たくさんのお金がかかっているわけだし、一生懸命寝ずにこのライブを作ってくれたスタッフの方や関係者の方々に、この会場が埋まったというエンターテインメントを届けることができなかったんだと感じて」

山崎にとって悔しくて、今も頭から離れず「強烈に残っているから頻繁に思い出してしまう」ほど、忘れることのできない光景となったそう。
 

見合わない実力

さらに忘れられない記憶として残っているのは初期の頃の握手会だそう。

握手会といっても、実はメンバーによって1日の中でファンと握手できる時間がそれぞれ定められているシビアな仕組み。

「今でこそフルで時間を構成してもらっていますが、当時は1日のうち3時間くらいしか会場にいられなかったんです。周りのみんなより遅く会場入りするのに、自分は先に帰るの」

さらには、山崎は時間が少ない上にお客さんがほとんど来ずに過ごしていた時間も多かったと話します。

「とにかく人が来ないの。来たら対応して、また誰か来てくれるまでかなり待つ。目の前にはガラガラのレーン。
でも決められた時間はここにいなくちゃいけない。メイクさんにお化粧もしてもらって、お母さんに買ってもらった洋服を着て。大人が与えてくれるものに対して自分が返せる実力が見合っていなくて。対価が出せないことがすごく情けなかった」
 

今思う、あの時期の意味

「でも今ではこうしてラジオで番組を持つことができて、1人でしゃべることができて、ファンのみんなと盛り上がれて。高校生の頃からずっとラジオを聞いてきた人が、今こうしてラジオ番組で話している。
好きなことをしてお金をいただくということがどれだけ尊いのか、ということを考えつつお仕事をしています」

あの数年間があったからこそ、今の状況に甘えちゃいけないという思いも一層強くなったといいます。

「あの時期は確実に自分の宝となるだろうなって思います。いろいろと感謝しなくてはいけないですね」

今やライブチケットは争奪戦、握手会もフル部数で開催中。

後輩もかなり増えた今、グループを引っ張る山崎をまだまだ見ていたいものです。
(ゆうつん)
 

6/25 セットリスト

M1「ここにいる理由」乃木坂46
 
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2020年06月25日22時48分~抜粋

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