海の上にたったひとりで3か月、過ごすことができますか?
大雨や荒波をものともせず、ヨットひとつで世界を一周する過酷なレースに挑む人たちがいます。
そのレースの名前は「ヴァンデ・グローブ」。
11月16日放送のCBCラジオ『石塚元章ニュースマン!!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が、そのレースに果敢に挑む日本人について取り上げました。
聞き手は加藤愛です。
ゴールまで3か月!世界一過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」
フランス名物のひとつ
日本ではあまり聞き馴染みがありませんが、ヨーロッパでは注目度の高いスポーツとして話題になっているヴァンデ・グローブ。
1989年から始まり、4年に1度開催されているヨットレースです。
35年の歴史を持つヴァンデ・グローブですが、完走できたのは歴代200人の出場者達のうちたったの114人。これは宇宙へ行った人よりも少ない人数です。
実は「世界一過酷なヨットレース」だと言われているヴァンデ・グローブ。
その内容は「異常」だと語る人までいるほどです。
世界で類を見ない超人スケールのヨットレース、果たしてどのようなものなのでしょうか?
1989年から始まり、4年に1度開催されているヨットレースです。
35年の歴史を持つヴァンデ・グローブですが、完走できたのは歴代200人の出場者達のうちたったの114人。これは宇宙へ行った人よりも少ない人数です。
実は「世界一過酷なヨットレース」だと言われているヴァンデ・グローブ。
その内容は「異常」だと語る人までいるほどです。
世界で類を見ない超人スケールのヨットレース、果たしてどのようなものなのでしょうか?
もはや超人レース
そのレース内容は「単独、無寄港、無補給で世界一周をする」というもの。
つまりたったひとりで、途中どこの港にも寄らず、食料や燃料の補給もしないで完走するのです。
装備が壊れようが兵糧が尽きようが、己で何とかするしかないわけです。
加藤「過酷そうですね…!」
石塚「絶対行きたくないと思っちゃうよね(笑)」
完走が難しいのは、この想像を絶する厳しい条件ゆえ。
ヴァンデ・グローブはそのハードさから「海のエベレスト」とも言われているようです。
世界一周の距離は2万4,300マイル。
フランスの西側からスタートした後、大西洋を南に下りアフリカを南下、その後は喜望峰を回ってインド洋へ入り、東へ進みます。
オーストラリア大陸の南を抜けたら、太平洋の南を通って南米へ。
ホーン岬を潜り抜けて大西洋へ戻り、そのまま大西洋を北上してフランスへ戻るというコースです。
この壮大な旅を単独、無寄港、無補給でクリアするのは、並大抵のことではありません。
つまりたったひとりで、途中どこの港にも寄らず、食料や燃料の補給もしないで完走するのです。
装備が壊れようが兵糧が尽きようが、己で何とかするしかないわけです。
加藤「過酷そうですね…!」
石塚「絶対行きたくないと思っちゃうよね(笑)」
完走が難しいのは、この想像を絶する厳しい条件ゆえ。
ヴァンデ・グローブはそのハードさから「海のエベレスト」とも言われているようです。
世界一周の距離は2万4,300マイル。
フランスの西側からスタートした後、大西洋を南に下りアフリカを南下、その後は喜望峰を回ってインド洋へ入り、東へ進みます。
オーストラリア大陸の南を抜けたら、太平洋の南を通って南米へ。
ホーン岬を潜り抜けて大西洋へ戻り、そのまま大西洋を北上してフランスへ戻るというコースです。
この壮大な旅を単独、無寄港、無補給でクリアするのは、並大抵のことではありません。
日本人の希望の星!
ヴァンデ・グローブでの完走には、およそ3か月かかると言われています。
石塚「3か月ずっとひとりよ?」
加藤「しかも海の上でってことですもんね…」
そんな絶句するほど過酷なレースに、日本から参加している男性がいました。
白石康次郎さんという方です。
フランス人の参加者が多い中、白石さんはこれまでに2回出場しており、今回で3回目の挑戦となります。
ちなみに日本人の参加選手は歴代でも白石さんのみです。
ヴァンデ・グローブへの参加は容易ではなく、出場資格が必要です。
40艇までという少ない出場枠を、指定大会を完走して規定マイルを稼いだ選手から先着順で獲得できるという厳しいシステムです。
白石さんは前々回ではマストが折れて途中リタイアという結果に終わっていますが、前回は見事完走し16位という成績を収めています。
石塚「半分のヨットがリタイアするらしいからね、完走するだけでもすごいよね」
今回は8位入賞を目指しているという白石さん。ぜひ頑張ってもらいたいですね。
石塚「3か月ずっとひとりよ?」
加藤「しかも海の上でってことですもんね…」
そんな絶句するほど過酷なレースに、日本から参加している男性がいました。
白石康次郎さんという方です。
フランス人の参加者が多い中、白石さんはこれまでに2回出場しており、今回で3回目の挑戦となります。
ちなみに日本人の参加選手は歴代でも白石さんのみです。
ヴァンデ・グローブへの参加は容易ではなく、出場資格が必要です。
40艇までという少ない出場枠を、指定大会を完走して規定マイルを稼いだ選手から先着順で獲得できるという厳しいシステムです。
白石さんは前々回ではマストが折れて途中リタイアという結果に終わっていますが、前回は見事完走し16位という成績を収めています。
石塚「半分のヨットがリタイアするらしいからね、完走するだけでもすごいよね」
今回は8位入賞を目指しているという白石さん。ぜひ頑張ってもらいたいですね。
現在地を確認できる
石塚「面白いのが、リアルタイムで応援できるんですよ」
ヴァンデ・グローブ公式サイトでは、ヨットの追跡ができるようになっているとのこと。
つまりどのヨットが現在どの位置にいるのか、リアルタイムでわかるということです。
ヨットごとに走ってきたコースが色分けされており、どういうルートを辿って来たのかも確認できるようになっているのだとか。
応援したい選手現在どのあたりを走っていて何位なのか。
遠く離れていてもレースの状況をタイムリーに知ることができるので、臨場感が出て一層観戦や応援を楽しむことができそうです。
フランスでは大人気のスポーツなので、スタートとゴールの際には港に大観衆が集まってお祭り騒ぎになるとのこと。
白石さんによると「日本で言うところの箱根駅伝のようなもの」だそうです。
11月10日からスタートした今回のヴァンデ・グローブ。
今もどこかの海の上で選手たちが戦っているかと思うと思わず胸が熱くなります。
(吉村)
ヴァンデ・グローブ公式サイトでは、ヨットの追跡ができるようになっているとのこと。
つまりどのヨットが現在どの位置にいるのか、リアルタイムでわかるということです。
ヨットごとに走ってきたコースが色分けされており、どういうルートを辿って来たのかも確認できるようになっているのだとか。
応援したい選手現在どのあたりを走っていて何位なのか。
遠く離れていてもレースの状況をタイムリーに知ることができるので、臨場感が出て一層観戦や応援を楽しむことができそうです。
フランスでは大人気のスポーツなので、スタートとゴールの際には港に大観衆が集まってお祭り騒ぎになるとのこと。
白石さんによると「日本で言うところの箱根駅伝のようなもの」だそうです。
11月10日からスタートした今回のヴァンデ・グローブ。
今もどこかの海の上で選手たちが戦っているかと思うと思わず胸が熱くなります。
(吉村)
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