石塚元章 ニュースマン!!

ロシア・ウクライナ問題で「銀歯」の治療費が値上がり?

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、その1週間に起きたニュースの中から関連する数字を取り上げ、渡辺美香アナウンサーとともに解説しています。

4月16日の放送で取り上げた数字は「8%」。
ロシア・ウクライナの戦争が、私たちの生活のある意外な部分にも影響を及ぼすようです。

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46都道府県で人口減少

石塚の解説の前に、まずはリスナーによる数字予想から。

「64万人だと思います」(Aさん)

15日、総務省は2021年10月1日現在の総人口が前年に比べ64万4000人減少し、「1億2550万2000人」だったと発表しました。

減少は11年連続。減少幅は、比較可能な1950年以降過去最大の数字です。
大幅な減少の理由は、新型コロナウイルスによる外国人の入国制限が影響していると見られています。

都道府県別では沖縄県を除く46都道府県の人口が減り、東京も1995年以来26年ぶりにマイナスに転じました。
 

佐々木朗希投手、完全試合達成!

またこの日は、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の偉業に関する数字も多く寄せられました。

リスナーが予想した数字は「28年ぶり」、そして「20歳5か月」

佐々木投手は、10日に行われたオリックス3回戦で史上16人目となる完全試合を、史上最年少の「20歳5か月」という若さで達成しました。
これは1994年、当時巨人の槙原寛己投手が広島戦で達成して以来「28年ぶり」の快挙でした。

さらに佐々木投手は、史上1位タイの19奪三振、史上1位の13者連続三振といった驚異的な記録を叩きだしました。
 

パラジウム合金の値上げ

石塚が選んだ数字はどちらでもなく「8%」。
これは、歯の治療でおなじみの銀歯が値上がりするというニュースにちなんだ数字です。

ロシア・ウクライナ問題の影響で、厚生労働省は銀歯の材料となる「パラジウム合金」の価格の引き上げを厚労省の諮問機関・中央社会保険医療協議会に緊急提案し、了承されました。

パラジウムはロシアが主な産地。経済制裁で揉めているため、ロシアから輸入しているものの供給が不安定になっています。

パラジウム合金の公定価格はこれまで1グラムあたり3,149円。これが1グラム3,413円に8%値上がりするということです。

実は、4月にもパラジウム合金の公定価格を1グラム2,951円から3,149円に引き上げたばかりでした。
 

銀歯の治療は5月までに!

公的保険が適用される銀歯には、金・銀・パラジウム合金が使われています。

「じゃあ銀歯が取れそうになっている方は5月までに治療に」と提案する渡辺に、「鋭い!奥歯の詰め物とかね」と笑う石塚。

今回の価格引き上げにより、患者の窓口負担が3割の場合、銀歯1本あたり180円位上がる計算になります。

「思わぬところに影響が出るんだね」と、驚きとともに今週の気になるニュースを紹介した石塚でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年04月16日08時36分~抜粋

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