石塚元章 ニュースマン!!

鈴木誠也選手を迎えるカブス 70年以上優勝できなかった「ヤギの呪い」

『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」コーナーでは、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、今週起きたニュースにまつわる数字を取りあげ、渡辺美香アナウンサーとともに解説しています。

3月18日の放送で石塚が選んだ数字は「101億円」、いまプロ野球で話題になっている数字です。

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5年で100億円超え!

広島カープからポスティングシステムにより、米メジャーリーグへの移籍を希望していた鈴木誠也選手が、先頃カブスと5年総額8,500万ドル(約101億円)の契約で合意したと報じられました。

日本人がメジャーで初年度に契約する金額としては破格で、これまでは中日ドラゴンズから同じくカブスに移籍した福留孝介選手の4年4,800万ドルが最高。

カブスに在籍したことのある日本人選手は、過去に上原浩治選手やダルビッシュ有選手などがおり、鈴木選手で9人目となります。

これだけ多額の契約ということは、カブス側の期待も高いことの表れですが、今後の活躍が楽しみです。

鈴木選手は2012年(平成24年)にドラフト2位指名で、二松学舎大学附属高校から広島に入団。

2016年から2021年まで6年連続で打率3割以上をマークし、ベストナインに輝いているうえ、これまで首位打者のタイトルを2度獲得しています。
 

カブスに降りかかった呪い?

カブスにまつわるニュースを聞いて、石塚がどうしても言いたいというのが、とある噂。

カブスには「ヤギの呪い」があるという、ちょっとおどろおどろしいタイトルですが、ホラーではありません。

1945年(昭和20年)、ビリー・サイアニスというバーのオーナーがカブスのファンで、よく試合を観に行っていましたが、彼が飼っているペットがヤギでした。

そのヤギは赤ちゃんの時にトラックから落ちてケガしていたところを助け、育てていましたが、そのヤギを一緒に連れて試合を観ていたそうです。

しかし、カブスにとってはワールドシリーズ優勝がかかった大事な試合の時に、臭いがきついという理由でヤギの入場を断られてしまいました。

いつもは入場を許可されていたのに断られたビリーは「ヤギを入れない限り、2度と優勝することはない!」と激怒して帰ったそうです。

この話には諸説あり、試合を観ていた途中で追い出されたという説や、後で電報を打って怒りを伝えたという説があります。
 

70年以上も優勝できず

実際にカブスはどうなったかといいますと、1945年当時はリーグ優勝を果たすものの、ワールドシリーズは優勝ならず。

そして、なんと2016年(平成28年)まで、ワールドシリーズの優勝はおろか、リーグ優勝することもできませんでした。

実に70年以上にわたり優勝できなかったということで、あまりにも長い呪いですね。

ずっと「ヤギの呪いが解けるのはいつなんだ」とアメリカでは話題になっていました。

ちなみに、日本では阪神タイガースの「カーネル・サンダースの呪い」というのがあり、1985年(昭和60年)以降、長らく低迷が続いたことが話題となっていました。

カブスは呪いが解けた後に鈴木選手が加入したということで、優勝が期待されるところです。
(岡本)

 
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年03月19日08時40分~抜粋

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