石塚元章 ニュースマン!!

いつ、どこで始まった? プロ野球のヒーローインタビュー

6月5日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』「スポーツニュースマン!!」のコーナーでは、プロ野球のヒーローインタビューの話題を取り上げました。

ヒーローインタビューとは、その日の“勝利の立役者”となった人がお立ち台に立ち、試合の中継を担当した放送局のアナウンサーから一問一答形式のインタビューを受けるもの。

ファンの賞賛を一身に浴びる、ヒーローインタビュー。元々は、どのようにスタートしたものだったのでしょうか。

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「もうちょっと足が速ければ」

石塚元章が語り始めたのは、今月1日(火)に行われた「中日ドラゴンズvs.千葉ロッテマリーンズ」の試合について。

この日のヒーローインタビューは、決勝タイムリーを打った福田永将選手と、完封した柳裕也投手。実はこの2人、横浜高校の先輩・後輩の関係です。

この日のヒーローインタビューについて、「先輩後輩のいい雰囲気というか、ちょっと微妙な雰囲気が出ていて好きでしたね」と振り返る石塚。

インタビュアーの質問に、「今日は柳の日だと思います」と謙虚な福田選手。

対して、「今日もヒット打って点入れてもらったんですけど、福田さんがもうちょっと足が速ければ2点目入ったので。明日からまた練習頑張ってもらいます」と、先輩をイジる柳投手。

2人の仲の良さがにじみ出た、なんとも楽しいヒーローインタビューでした。
 

「明日も勝つ!」で連敗続き

ヒーローインタビューは、1974年に日本ハムファイターズが独自に始めたもの。人気のなかったパ・リーグで、「ファンを喜ばせよう」と企画されたものでした。

その当時、活躍した選手にインタビューしていたのは、球団のスタッフ。しかし現在のように盛り上がることはなかったようです。

石塚が「楽しいヒーローインタビュー」として思い出すのは、阪神タイガース時代の新庄剛志さん。

ヒーローインタビューの際に、新庄さんが「明日も勝つ!」と高らかに宣言。すると、翌日から負け続けるという悲しいジンクスが生まれてしまいました。

また新庄さんは、自身の引退表明もヒーローインタビューで。「今季限りでユニホームを脱ぐことに決めました!」と突然発表し、周囲を驚かせました。

この時まだ4月。「そっから先、長いだろう」とツッコむ石塚。
 

「日本一おめでとうございます!」

さらに石塚が思い出すのは、ヤクルトスワローズの若松勉監督。

2001年の優勝監督インタビューで、「ファンの皆様、本当にあの~、あの……おめでとうございます!」と驚きの発言!。この後、見事日本一となり、「ファンの皆様、日本一おめでとうございます!」と呼びかけ、再度話題になりました。

この言葉は、この年の流行語大賞・語録賞にも選ばれました。

ヒーローインタビューは、選手の素顔やキャラクターを垣間見ることができる、貴重な場面です。

「野球よくわからないし、つまらないという人は、ヒーローインタビューだけピックアップしてみると」と、提案する石塚。

「それはそれでね、面白くて。そこから入って野球が面白くなるということもあるような気がいたします」と、まとめた石塚でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2021年06月05日07時33分~抜粋

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