『石塚元章 ニュースマン!!』の「石塚トレンド 今日の数字」は、毎週CBC論説室の特別解説委員・石塚元章が、今週起きたニュースの中から関連する数字を選び、渡辺美香アナウンサーとともに解説するコーナーです。
4月17日の放送で石塚が選んだ数字は、「時速6km」。
徒歩よりはやや速く、自転車だと遅いぐらいの速さですが、この数字、交通に関して意外と未来はすぐそこに来ているのかなと思わせるようなものです。
歩道で走れる「時速6km」以下の乗り物が、将来続々登場?
乗り物の多様化が進む
日本は少子高齢化によって、今後もどんどん労働人口が減ると予測されています。
そうすると、各家庭で配達をする際に人間ではなくロボットで運ぶことができないかということが検討されていて、実証実験なども行われています。
さらにはバリアフリーを推進するための電動車椅子や、1人用の電動コンパクトカーなど、さまざまな形態の乗り物が街中を走ることが予想されます。
しかし、道路交通法などの日本の法律は、いまだに自動車や自転車、バイクなどしか想定しておらず、乗り物の多様化にはまだ追いついていない状態。
特に人が100%の判断で運転するわけではないもの、つまり自動運転への法律的な対策については、他国に遅れを取っているともいわれています。
そうすると、各家庭で配達をする際に人間ではなくロボットで運ぶことができないかということが検討されていて、実証実験なども行われています。
さらにはバリアフリーを推進するための電動車椅子や、1人用の電動コンパクトカーなど、さまざまな形態の乗り物が街中を走ることが予想されます。
しかし、道路交通法などの日本の法律は、いまだに自動車や自転車、バイクなどしか想定しておらず、乗り物の多様化にはまだ追いついていない状態。
特に人が100%の判断で運転するわけではないもの、つまり自動運転への法律的な対策については、他国に遅れを取っているともいわれています。
歩道で走っても良い乗り物は?
しかし、自動運転が当たり前となる時代がもうそこまで来ている状態で、警察庁などが新しいルールを策定しようとする動きがようやく出てきています。
警察庁の有識者検討会が4月15日にまとめた中間報告によりますと、新たなモビリティ(移動手段)について、最高速度と車体の大きさによって3つの分類でそれぞれに交通ルールを設定することを提言しました。
その3つの分類の中で、1つの基準となるのが「時速6km」。
時速6km以下の乗り物や移動手段であれば、「歩道通行車」として位置づけ、歩道で走っても良いですよ(ただし、自ら無人で走行するものは除く)というルールを検討しています。
また、時速6kmを超えるものであれば、自動車やバイクのように車道のみ走行が許されるのですが、時速15km以下であれば、運転免許が不要で、ヘルメットも不要という方向で考えているそうです。
そのため、今ある電動キックスケーターや、セグウェイは運転免許が不要になると考えられます。
警察庁の有識者検討会が4月15日にまとめた中間報告によりますと、新たなモビリティ(移動手段)について、最高速度と車体の大きさによって3つの分類でそれぞれに交通ルールを設定することを提言しました。
その3つの分類の中で、1つの基準となるのが「時速6km」。
時速6km以下の乗り物や移動手段であれば、「歩道通行車」として位置づけ、歩道で走っても良いですよ(ただし、自ら無人で走行するものは除く)というルールを検討しています。
また、時速6kmを超えるものであれば、自動車やバイクのように車道のみ走行が許されるのですが、時速15km以下であれば、運転免許が不要で、ヘルメットも不要という方向で考えているそうです。
そのため、今ある電動キックスケーターや、セグウェイは運転免許が不要になると考えられます。
予想もつかない乗り物が歩道を走る
今は歩道で走るのは原則人間だけで、場合によっては自転車が走るケースもありますが、今後はさまざまな乗り物が通り過ぎることになるかもしれません。
安全面で少し心配になるかもしれませんが、乗り物が進化していくと、近くに人がいたら自動的に避ける機能がついたりと、機能が強化されることで安全性が高まるかもしれません。
また、併せて自転車の交通ルール違反について、違反金の強化も検討されているということです。
法律がハイテク技術に追いついていないと、事故やトラブルから身が十分に守られない危険がありますので、法律の整備は急がれます。
石塚は最後に、「乗り物の世界が少し変わりつつある、それに見合ったこともやらなきゃいけないということになっている」とまとめました。
(岡本)
安全面で少し心配になるかもしれませんが、乗り物が進化していくと、近くに人がいたら自動的に避ける機能がついたりと、機能が強化されることで安全性が高まるかもしれません。
また、併せて自転車の交通ルール違反について、違反金の強化も検討されているということです。
法律がハイテク技術に追いついていないと、事故やトラブルから身が十分に守られない危険がありますので、法律の整備は急がれます。
石塚は最後に、「乗り物の世界が少し変わりつつある、それに見合ったこともやらなきゃいけないということになっている」とまとめました。
(岡本)
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