今年の選抜高校野球は3月19日に開幕し、今季の日本のプロ野球は3月26日に開幕予定。
ようやく春が訪れ、野球のシーズンになってきました。
昨年は特に新型コロナの影響が大きく、プロ野球では無観客試合や観客数を制限した試合が続き、高校野球にいたっては昨夏、中止に追い込まれました。
新型コロナ騒動以前とまったく同じように観戦というわけにはいきませんが、プロ野球も高校野球もこの春は開催されるということで、心待ちにしているという方も多いのではないでしょうか。
そんな中、3月20日放送『石塚元章 ニュースマン!!』の「スポーツニュースマン」コーナーでは、この春から変わる野球のルールについて、2つ取り上げました。
観戦で気をつけたい、プロ野球も高校野球も春からルール変更
今季は延長戦なしに
まずはプロ野球のルールに関する話題ですが、日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は、延長戦はまったく行われず、一部の試合では試合の開始時間を15分から30分ほど早める方針を固めました。
理由は依然として新型コロナウイルスの感染拡大リスクがあるため。
3月21日に緊急事態宣言が解除されたものの、引き続き飲食店などの営業時間短縮要請は続いていて、野球の試合もそれにならう格好となりました。
今まで延長戦の回数や時間を制限したことはあリましたが、全試合を通じて延長戦を全く行わないということはありませんでした。
ちなみに、昨シーズンの平均試合時間はセ・リーグで3時間13分、パ・リーグで3時間18分。
昨年は延長戦が10回までと制限されていましたので、その分も含まれた試合時間ではありますが、18時開始だと21時を超えてしまいますので、延長戦も止めて試合時間を繰り上げると、21時までには終わりそうです。
「これでは仕事帰りに最初から試合が観られない」という方や、「早く試合が終わって物足りない」という意見も出そう。
そもそも試合が終わった後にみんなで飲みながら、その日の試合を総括するということも難しいですので、以前のような楽しみ方はまだ当分先になりそうです。
また、自分が応援しているチームが9回に同点で追いついた時、「ここから逆転のチャンスだ!」と勘違いしないよう、ご注意ください。
理由は依然として新型コロナウイルスの感染拡大リスクがあるため。
3月21日に緊急事態宣言が解除されたものの、引き続き飲食店などの営業時間短縮要請は続いていて、野球の試合もそれにならう格好となりました。
今まで延長戦の回数や時間を制限したことはあリましたが、全試合を通じて延長戦を全く行わないということはありませんでした。
ちなみに、昨シーズンの平均試合時間はセ・リーグで3時間13分、パ・リーグで3時間18分。
昨年は延長戦が10回までと制限されていましたので、その分も含まれた試合時間ではありますが、18時開始だと21時を超えてしまいますので、延長戦も止めて試合時間を繰り上げると、21時までには終わりそうです。
「これでは仕事帰りに最初から試合が観られない」という方や、「早く試合が終わって物足りない」という意見も出そう。
そもそも試合が終わった後にみんなで飲みながら、その日の試合を総括するということも難しいですので、以前のような楽しみ方はまだ当分先になりそうです。
また、自分が応援しているチームが9回に同点で追いついた時、「ここから逆転のチャンスだ!」と勘違いしないよう、ご注意ください。
高校野球の戦略も変わる
もう1つは高校野球に関するルール変更。
1人の投手に対し、1週間の投球数が500球以内に制限されることになりました。
かねてから日本の高校球児に対する投球数の多さが問題視されていて、高校野球の試合で投げ過ぎたことが原因で肩を壊すということが指摘されてきました。
ただ、このルール改正により、1人のエースピッチャーがずっと投げ続けるのは困難となっています。
特に春の選抜高校野球は夏と比べて日数が少ないため、試合の出場が後になればなるほど、出場日程が詰まってきます。
場合によっては1週間に4試合出場しなければならないこともあるのですが、2019年の選抜高校野球で勝利したチームの1試合平均球数は136球。
ということは、4試合目で500球をオーバーしてしまいますので、どうしても2人以上の投手が必要になってしまいます。
最後に石塚は「社会の要請によって、ルールもいろいろと見直し、変化があるよということで、ちょっと頭に入れて野球をお楽しみください」とまとめました。
(岡本)
1人の投手に対し、1週間の投球数が500球以内に制限されることになりました。
かねてから日本の高校球児に対する投球数の多さが問題視されていて、高校野球の試合で投げ過ぎたことが原因で肩を壊すということが指摘されてきました。
ただ、このルール改正により、1人のエースピッチャーがずっと投げ続けるのは困難となっています。
特に春の選抜高校野球は夏と比べて日数が少ないため、試合の出場が後になればなるほど、出場日程が詰まってきます。
場合によっては1週間に4試合出場しなければならないこともあるのですが、2019年の選抜高校野球で勝利したチームの1試合平均球数は136球。
ということは、4試合目で500球をオーバーしてしまいますので、どうしても2人以上の投手が必要になってしまいます。
最後に石塚は「社会の要請によって、ルールもいろいろと見直し、変化があるよということで、ちょっと頭に入れて野球をお楽しみください」とまとめました。
(岡本)
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