さわやかなアルコール飲料
「Seltzer」とは炭酸のことで、アルコール入り炭酸飲料のことを指します。
ややキツめの炭酸でさわやか、アルコール度数は比較的低い飲料だそうですが、ちょっと聞くと、「日本にあるレモンサワーと何が違うの?」と思うかもしれませんね。
今、あらためて話題になっているのは、最近コカ・コーラ社がハードセルツァーを販売することを発表したためで、2021年にはアメリカで発売予定とのことです。
ハードセルツァーの原材料は基本的に水とサトウキビ由来のアルコール、それにフルーツ。
グルテンフリーで低カロリーのため、健康志向のアメリカ人に受けているようです。
アメリカではすでに昨年あたりからハードセルツァーブームが起きている一方で、炭酸飲料の売り上げが下がってきているのだそう。
石塚「これまでガバガバコーラを飲んで、ブクブク太っていたアメリカ人が(みんなが太ってるわけじゃないけど)、健康上いかがなものかということで、低カロリーの飲み物に」
渡辺「お砂糖よりもお酒っていう……」
「アルコールも身体に良くないのでは?」と思われそうですが、ほとんどのハードセルツァーはアルコールの度数が5%程度。日本のサワーに似ており、飲みすぎなければ、まだこちらの方がヘルシーかもしれません。
ブームになった要因は?
アルコールかどうかにかかわらず、コーラやビールなど、炭酸飲料が大好きという人は少なくないでしょう。
渡辺「炭酸ってクセになりますよね。一時、毎日何となく(炭酸水を)飲んでたら、だんだん飲まずにいられない状況になって。
強炭酸っていうのがでてきてましたけど、それでどんどん刺激を求めちゃう。それでいったんリセットしようと思って。のど越しが気持ちよくて、ダメだと思って1回止めました」
石塚「僕はワインとかウイスキーに炭酸を入れて飲むのが好きですけどね」
さらに石塚は、コカ・コーラがハードセルツァーに参入した別の理由を解説しました。
石塚「コロナで自宅飲みがアメリカでも増えてるらしいんで、自宅飲み対応もできるし、やっぱり健康志向も。日本でもちょっと前からチューハイブームがあるので、それに似たものかもしれませんけど」
そして、「『ハードセルツァー』っていうキーワードをちょっと覚えておくと、日本でもひょっとしたらブームになるかも」とも語りました。
ちなみにもう1つ、ブームになった要因としては、缶のデザインがオシャレというのもあるそうです。
今や「インスタ映え」はブームに不可欠なのかもしれません。
そして、今のうちから「ハードセルツァー」という単語を使っておくと、あとで日本で流行った時に「私は前から目を付けてた」と自慢(!?)できるかもしれませんね。
(岡本)